~あらすじ~
決定的な破局を迎えた八木剛士と松浦純菜。剛士の最愛の妹にも魔手は迫り、そして全ては終わる。
~感想~
シリーズ第9弾。完結編。
全然そんなこと思ってなかったら申し訳ないけど「賞? 売れ行き? 知るか! 俺は書きたいものを書く!」という情念を感じた。基本的に胸糞悪いけどすごいものを読んだし、途中で白井智之すらある意味で上回るエログロSFバカミスが出てきて驚かされた。
そのスケールの大きさと趣味の悪さはミステリ史に残りかねないもので、これがやりたいために全ての設定があったのだとわかる。
なぜ松浦純菜シリーズは文庫化されないんだろうと読む前には思ってたけどこんなの文庫化されるわけ無いだろ!
いちおうシリーズ全編を通して仕掛けられていたことになるあるトリックも明かされ、「さよなら絶望先生」のような(?)マルチエンド(?)も採用し、最後の最後には裏事情も語られと、9作も続いたシリーズを締めくくるに相応しい、広げた大風呂敷を全力で突き破る、比類ない作品ではある。絶対他人には勧めないけども。
俺達の浦賀和宏はやっぱりすごかった。
20.2.14
評価:★★★☆ 7
決定的な破局を迎えた八木剛士と松浦純菜。剛士の最愛の妹にも魔手は迫り、そして全ては終わる。
~感想~
シリーズ第9弾。完結編。
全然そんなこと思ってなかったら申し訳ないけど「賞? 売れ行き? 知るか! 俺は書きたいものを書く!」という情念を感じた。基本的に胸糞悪いけどすごいものを読んだし、途中で白井智之すらある意味で上回るエログロSFバカミスが出てきて驚かされた。
そのスケールの大きさと趣味の悪さはミステリ史に残りかねないもので、これがやりたいために全ての設定があったのだとわかる。
なぜ松浦純菜シリーズは文庫化されないんだろうと読む前には思ってたけどこんなの文庫化されるわけ無いだろ!
いちおうシリーズ全編を通して仕掛けられていたことになるあるトリックも明かされ、「さよなら絶望先生」のような(?)マルチエンド(?)も採用し、最後の最後には裏事情も語られと、9作も続いたシリーズを締めくくるに相応しい、広げた大風呂敷を全力で突き破る、比類ない作品ではある。絶対他人には勧めないけども。
俺達の浦賀和宏はやっぱりすごかった。
20.2.14
評価:★★★☆ 7