東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

テレビ司会者は政治評論屋に意見を求めるな

2005-09-13 08:09:11 | 国際・政治

政治評論屋というのは新聞の政治部記者あがりがおおい。

彼らは政治家の間をしらみやウイールスのように飛び回

って政治家の情報を運ぶキャリアーにすぎない。政治家

もさるもの、まともな情報を流すこともすくない。ため

にする偽情報、アドバルーンも多い。新聞記事を読めば

分かることだ。要するに政治家と評論屋は持ちつ持たれ

つということ。

こういうのがテレビのワイドショーにコメンテーターと

して出てきて一席弁じる。司会者というのかパーソナリ

ティーというのかしらないが、こちらも芸人あがりのよ

うなのが出てきて、政治評論屋(ゲストコメンテータと

いう大層な呼び方をする)にコメントを求める。

司会者が政治評論屋に情報を、あるいは綺麗にいうと、

背景説明を求めるのはまあいい。にせ、あてずっぽう

もあるがとにかく、それを提供するのが政治評論屋の

商売だ。しかし意見を、あるいはコメントを求めては

ならない。大体は体裁をつけてもっともらしいことを

いうものだが、中にはもろに本性を丸出しにするのが

いる。

毎日新聞出身らしいが、露骨なのが一人目立つ。総選挙

で広島六区の候補者や関係者にインタビューしていたが、

亀井氏とか宮沢元首相には最大限の敬語を使っているの

に、ホリエモンには「政治家は滅私奉公だ」なんて大き

な声で説教を垂れる。コーヒーを飲んでなくてよかった。

飲んでいたら危うく噴出すところだった。

今朝のニュースで、郵政省官僚上がりの長谷川とかいう

参議院議員が国民新党から新党日本にうつり、選挙が終

わるとまた国民新党に戻ったというのがあった。長谷川

本人は悪びれず、<あれは選挙活動で法律上の特典を受

けるための員数あわせだった>としれっとしていたと

いう。

この政治評論屋は、<造反組は生き残るために必死だっ

たから、目くじらを立てることもない>という趣旨のこ

とをいった。横に座っていた、これはどんな商売の男か

しらないが、かれも同調していた。いやはや、あきれた

ものだ。厳粛な選挙を冒涜する行為をこう軽くあしらわ

れてはたまったものではない。

その男だったか、こうも言っていた。

<国民はそんな裏事情は承知で投票したんでしょう>。

そうすると司会者が受けた、<国民はその辺の事情も

考えながら投票していますよね>だと。

どういうことなんだろうね。