東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

五行ブログ:福井日銀総裁研究(5)

2006-06-30 07:52:46 | 社会・経済

福井日銀総裁問題は展開が速いね。暖めておいたネタが追い越される。というわけで慌てて出したのがこれ。

おかしなことを言うと思ったね。「契約書なんて読んでいない」。おっとり構えて『ぶあつい』村上ファンドとの契約書なんて読んでいないと言った。かえって不審感を与えた。彼は日銀の勤め人あがりだろう。役人とかサラリーマンというのは法律とか契約書の後光がすきなものだよ。

たとえ、一字一句おぼえて無くても要点や契約のタイプ、性質には無関心でいられるはずがない。案の定、昨日の新聞に彼との契約の内容が新聞に出た。彼の投資口座は彼一人のためのものだ。何百人、何千人の参加する投資信託の約款など読まないと言う人が多いだろうが、相対契約の内容を把握しないで判子を押すものはいない。いたら詐欺にかかった痴呆老人くらいだ。

暗い気持ちになるのは私だけだろうか。福井さんの後任にはやくも擬せられているのは財務省の元次官だそうだ。こんなのがなっても同じだろうに。日銀総裁には日銀の勤め上がりや役人は排除しなければいけない。高級官僚で退職金をあちこちでかすめて数億の小金を溜めているような連中の天下りは不可である。まえにも言ったようにこういう連中には恒心などない。日銀総裁を利用して小金を増やそうとするだけだ。

後任には純民間人で恒産のある高額納税者のなかから択ぶべきである。恒産なければ恒心なしだ。