東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

参議院選挙結果

2010-07-11 22:34:02 | 社会・経済

民主党的観点からいうと、功三級勲三等というところだ。この表現は大日本帝国陸軍省人事部用語である。よくやった、ということ。鳩山小沢から引き継いでわずか一カ月でよくやった。鳩山小沢のもとでやったら30議席を切っていたことは間違いない。むしろ菅直人は民主党の中興の祖というべきだ。

わたしの観点からいうと、国民はまだ甘いなと思う。民主党の本質は変わっていないし、政権獲得後の期間のほとんどは鳩山小沢だったんだから、議席数は31,2議席が許容値だ。国民はまだ甘い。


ナゴヤはフルハウス

2010-07-11 19:01:36 | 社会・経済

名古屋場所初日の大相撲ダイジェストを見た。ほぼ満員だったね。言ったとおりだろう。理事長代行の挨拶は途中で大きな拍手で何回も中断された。

これまでの協会挨拶では全部終わってから熱のない拍手があっただけだ。これによって是を観るに、財団法人でなくても十分やっていける。むしろ「らしさ」が出せるんじゃないかな。

最近では日曜日や初日でも空席が目立つことが多いが、まずはほっとしているだろう。これが続くかどうかだ。

懸賞金もそんなに減っていない。中入り二番目の前頭15枚目の取り組みから懸賞が付いているのには驚いた。結びの一番の懸賞の束もけっこうあったよ。白鵬が鷲掴みにしていた。従来のスポンサーは全部辞退したというから、新しいスポンサーなんだろう。

一本六万円であれだけのフルハウスの観客の前でのぼりを立てるんだから宣伝効果からしたら安いものだ。これまで一部企業に独占されていたが新しいスポンサーはいくらでもいるということだ。

おやと思ったのは、日馬富士の取り組みに懸賞が一本もかからなかったこと。しかも日馬富士が負けたことだ。これも考えると面白いんだが、書くのはやめておこう。

弁解; 冒頭にも書いたとおりテレビダイジェスト観戦記だ。画面ではフルハウスだったね。実際は9割くらいだったらしい。NHKが景気をつけるためにそういうカメラアングルにしたのかもしれない。

第一当日売りの切符は売り切れたっていうんだろう。それで若干空席が出るというのは切符を買っていて来なかった客があったということかな。払い戻しは事後でもするのか。


大相撲改革論議に欠落している視点

2010-07-11 09:14:24 | 社会・経済

今度外部委員会が出来たようだ。ワタミとかいうところの会長だかも入っているようだが、経営的視点が期待されているらしい。

経営的視点といえば、競争原理だ。この観点が完全に欠落しているのが気になる。ワタナベ氏の言うことを聞いていてもこの点がまったく欠けている。相撲協会がシャッキリするのも一に競争原理の導入だと思うのに頼りない外部委員会だ。

興行である以上、企業経営となんら変りない。ひつとの産業だ。今回の外部委員会に公正取引委員会から一人も入っていないのはおかしい。

最近文部省がやたらと役所風をふかしている。結構なことだと思ったら矢継ぎ早になんとか委員会というのを作って丸投げである。何もしないでふんぞり返っている。

無能な文科省の出る幕ではないね。公正取引委員会がでしゃばるべきだ。いまの相撲協会は親方連中のカルテルだよ。だから執行部は何もできないし、非難されても、しれっとしているのだ。

今の50以上にある部屋も極端な水割り状態だが、力士が50人から100人規模の独立してやっていけるような規模に部屋合併をして、興行はそれぞれ独自にやらせたらいい。そうしなければ独占禁止法で摘発する。

参考になるのは複数あるプロレスの興行団体のあり方だろう。そうして年に一度か二度複数の相撲団体が統一興行をすればいい。それが昭和天皇のオリジナル・アイデアであった。

そういう意味ではアマチュアの野球連盟の会長などを外部委員にしても意味がない。プロ野球機構とかJリーグの関係者を入れるべきだろう。

もっとも大相撲が完全アマチュアでやるというなら、高校野球連盟の会長をいれてもいい。ピンボケもはなはだしい人選である。外部委員会は失敗すると決まっているようなものだ。