東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

EIGHT素人にも分かる八百長経済学

2011-02-06 20:23:29 | 社会・経済

放駒理事長の記者会見を見たが、「奈良時代から受け継がれた神事を守らないと」と言った。

それは利益団体である日本相撲協会が守らなくてもいいのだよ。そういう大事な任務があるから財団法人あるいは公益法人にしてくれ、というアピールなんだろうが、そんなことはあんたがたがしなくてもだれかがする。金もうけが目的のプロに頼めることではない。

第一奈良時代に日本相撲協会があったのかい。昭和になってから出来た組織だろ。伝統、とか文化とかいうなら、一番いいのは日本相撲協会が出来る前の明治時代の有りようにもどることだ。

各部屋が独自で細々と興行したらいい。江戸時代の大名お抱えの部屋になればいい。現代で言えば新日鉄相撲部とか三菱銀行相撲部に各部屋が抱えてもらえばいいのだ。


SEVEN素人にも分かる八百長経済学

2011-02-06 14:34:31 | 社会・経済

歴史的に見て(大文字)相撲に神事と切り離しがたい部分がある。日本相撲協会が土俵入りを明治神宮に奉納してもいい。そのほか、神事にのっとった迷信的な厄払いを節目節目にするのもいい。

しかし、これはプロの興行集団としての日本相撲協会の独占的営業権ではない。

たかが昭和以降の営業団体である日本相撲協会がなにをいうか。どんなにさかのぼっても興行団体の集合としての大相撲は江戸時代後期までしかさかのぼれない。相撲は神代の昔から日本人の間にあるものだよ。のみのすくねの昔からあるのだよ。

全国の神社で奉納相撲とか各種の相撲に関連した神事があるが、それらのほとんどは、カッコ日本相撲協会カッコ閉じとは関係ない地域住民による営みである。思いあがるなよ。

バカ評論家が神事は興行営利団体であるカッコ日本相撲協会カッコ閉じの特権であるようなことをいう。ふざけるな。日本相撲協会を宗教法人にするだと、今日のテレビ朝日の多摩川とか言うイラストレータかスポーツ評論家は言っていたが。やってミレ。


SIX素人にも分かる八百長経済学

2011-02-06 14:20:55 | 社会・経済

大相撲のビデオ判定。これを茶化そうというのではない。掛け値なしに世界に例を見ない精密なものだ。だから皮肉にも相撲の勝負そのものがまるで厳正で八百長がないような錯覚を愚衆に与える結果になった。

ビデオ判定はその導入の時期からして、ここ二、三年大リーグで部分的に導入されたり、オリンピックのレスリングに部分的に導入されたのにくらべると、実際神代の昔と言ってもいい大昔即ち数十年前から全面的に導入されている。

その運用も日本の新幹線なみのすぐれたものだ。であるから、相撲の勝負そのものも厳正であるという錯覚を醸成したのだろう。

実際に世界では判定にビデオ判定を導入しているスポーツは相撲以外ではない。サッカーのレフリーなど、FIFAは人間の目による誤判定は当然あるという事実を認めながらその解決策としてビデオ判定を導入する意思のないことを表明している。

次回は相撲には神事の側面があるが、興行大相撲にその独占使用権がないことを述べる。


素人でも分かる八百長の経済学FIVE

2011-02-06 12:29:34 | 社会・経済

本来大相撲の財団公益法人格のはく奪よりか、NHKの放送法にもとづく特殊法人格のはく奪のほうが喫緊の課題なんだが、あとさきになっているね。

戦後NHKが大相撲の放送をベタながし。戦前戦中もそうかもしれないが。まだラジオのころはよかった。ま、黒白テレビのころまではいいかな。解説者で「神風」なんて元力士でも相撲協会からは離れたしっかりした中立独立の解説者がいたころまでは、まともだった。歯切れのいい東京弁でね。聞いていて気持ちがよかった。

いつごろかね、NHKの解説者がおんなみたいな情けない声で協会べったりの実況をするようになったのは。それとゲストという奴や女やっこをときどき呼ぶだろう。そして議論を誘導して歯の浮くような精神論をやらせる。それこそ、八百長放送じゃないの。

オイラはこれが始まると気持ち悪いからBS中継の英語放送に切り替える(キザだね。だけどしょうがない。いかにも低能の見本みたいなゲスト解説者の相撲談議を聞きたくない)。

修身の授業は戦後なくなったんじゃないの。力士善人説、相撲協会が模範的人間の集団のような放送をする。スポーツ実況だったら相撲観戦を面白くする技術的な解説をしてればいいんだよ。

視聴者はバカだから、相撲には八百長なんかないと思ってしまう。八百長の内部告発があると協会幹部は悪乗りして即座に嘘をついて否定するようになる。

NHKの罪は軍部よりかはるかに大きい。

次回は世界に冠たるビデオ判定のおろかさ。


素人にも分かる八百長経済学FOUR

2011-02-06 11:45:15 | 社会・経済

NHKの問題に行く前に若干の留保と言うか補足をしておこう(あるいは逃げをうって)。

おいらは原理主義者ではない。人間のやることだ、きっちり割り切れるわけではない。片八百長とか人情相撲とか言われるたぐいのこともある。スポーツ原理主義からいうとこれもいけないのだろう。軍部のように建前真剣勝負主義からいえば、論外なのだろう。

過去の八百長の内部告発もこの範囲なら告発をしていなかったのではないか。大鳴門親方や板井の告発を見ると明らかに「美談、人情」の範囲を超えた醜行である。当然の告発だろう。また現在問題になっているメール問題も醜行以外のなにものでもない。この領域は徹底的にマスコミも糾弾してよろしかろう。

補足おわり、


素人にも分かる八百長経済学THREE

2011-02-06 11:00:16 | 社会・経済

今朝のテレビも大相撲の八百長を飯のタネにしている。時々スイッチを入れてあっちの局で三分、こっちの曲で5分てな具合にみただけだが、10時過ぎにテレビ朝日の出演者たちの話がやや見るべきものだったかな。

竜虎とかいう男、言葉に詰まると眼の玉をひんむいて見えを切る男は番外だが。もっとも首肯できる意見はなかったが、考えるべきポイントの周辺を議論がうろついていたから、それだけでも他の局よりかはましだ。

さて、御立ち合い。

相撲がガチンコの「勝負」だという建前が強くでたのは歴史的に経緯がある。第一は軍部が相撲のスポンサーになったことである。軍部と言うのは建前さえよければいいというところだ。議論で都合が悪くなればサーベルをガチャつかせて相手をだまらせる。

興行としての相撲は江戸時代後期からの歴史しかない。大正時代まで全国に複数の興行組織があった。それをまとめたのが皇太子時代の昭和天皇である。天皇賜杯は最初は皇太子賜杯であった。

全国の相撲興行団体をまとめたのが今の日本相撲協会だが、経緯から理事長は長い間陸軍中将がつとめた。以降終戦まで軍部が大スポンサーになったわけだ。相撲は真剣勝負ということになった。おりしも、(折悪しく?)双葉山なんていう、69連勝なんていう、カリスマ的な勝負師が出てきた。軍部がこれを称揚するのは当然である。

さて次回は「ガチンコ勝負」妄想伝説の二代目としてのNHK。