東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

グアム島で起きた通り魔事件雑感

2013-02-18 21:18:56 | 社会・経済
どうも分からない事件だが、インターネットで奇想天外な意見が多数出てきた。そこでだ、オイラも

枯れ木も山のにぎわいと、とりとめもないことを、

名前から何系のアメリカ人かという話題が多い。オイラが思い出すのはチャンドラーの短編の一つに出てくるデソト警部だ。スペイン系アメリカ人だ。グアムはアメリカに乗っ取られる前はスペインの植民地だったし、フィリピンからの出稼ぎも多い。あそこもスペインの植民地だった関係でスペイン系の名前が多い。名前は明らかにスペイン系の名前で、その植民地の何処かの系統だろう。

韓国系という説もある。かと思うと曾祖母は(いや曾祖父かな、そのほうがありうる)日本人だという。現地のパラオ人と日本人の混血だという。パラオ諸島は日本の委任統治領だったからおおいにあり得るはなしである。

韓国系というのはどうかな。彼らが出てきたのはここ十年かそこらだろう。どれだけいるか全く知らないが。いるとしたら。

また、現地にいる韓国人が日本人の悪口を彼に吹き込んでいたという。これはおおいに信憑性がある。

秋葉原事件のカトウだったかな、後付けかもしれないが、彼の場合には日本で情報が豊富だったせいか、かなりの背景分析がなされたようだが、今回の場合は難しそうだ。

で情報に基づく推論ではないが、この事件を聞いた時にまず頭に浮かんだのが、第二次大戦中にグアムやサイパンでどういう悲劇が日本人の上にあったかということだ。

いわば、日本人なら忘れてはならない歴史の聖地である。日本人は正しい歴史を教えないから、日本人悲劇の地へ平気で観光旅行だ、ダイビングだ、サーフィンだ、結婚式だと行く。前から苦々しく思っていたが、二つは結びついたのだ。特に一族あげて結婚式をあげにグアム島に行くという発想が理解出来ない(一般論ですよ)。

曾祖父が日本人だとしても、実質的にデソトは日本とは関係ない。その関係がない彼が突然狂気を発したような犯行に理由もなく及ぶ。

こういうケースでは「精神世界もの」の専門家は憑依を疑う。怨霊と行ってもいいかもしれない。

しかし、こういうことを言うとヤバいのでだまっていたのだが、どうも説得力の有る説明が未だに出てこないところを見ると存外オイラの第一感は正解かな、とね。