東方のあけぼの

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朝鮮有事の際に日本の基地を米軍に使わせるな

2014-07-17 10:21:51 | 国際・政治
現在でも、すなわち集団的自衛権の法整備がなされる前でも日本の基地を米軍に朝鮮有事の際にに使わせるには日本の明確な許可が必要である。これが集団的自衛権が法制化されると曖昧になりかねない。

現にアメリカ高官が集団的自衛権の閣議決定を歓迎するのは、その期待があってのことは彼らのコメントを分析すればあきらかである。

集団的自衛権が行使出来る様になっても、米軍が日本の基地から朝鮮半島に出撃するには日本政府の許可が必要である。このことを法制化の際には明文化する必要がある。

今度の国会質疑で安倍首相はこのことを明確に答弁したらしい。ただしい認識を持っていることに安心した。

これに早速韓国が文句を言ったと報道された。彼らの倫理観はどうなっているのだ。正常な感覚を持っているとは言えない。韓国政府は朝鮮で戦争が勃発した場合、米軍が69万人の軍隊を半島に派遣すると勝手に皮算用しているらしい。ほとんどは日本経由だと思っているというから呆れる。そんなことを日本が許すと思っているのか。

横須賀や佐世保、横田から米軍が出撃したらどうなるか。北朝鮮は日本全土をカバーする中距離ミサイルを持っている。もし日本が米軍の日本からの出撃を許せば日本国内の米軍基地をミサイルで攻撃するのは軍事的な常識である。

さらに厄介なのは北朝鮮のミサイルの精度に疑問が有ることである。横田を狙ったミサイルが新宿のど真ん中に落ちることは多いにありうる。横須賀を狙ったミサイルが横浜、品川、丸の内を直撃することも考えられる。

朝鮮有事の際、日本の米軍基地を使わせてはならない。米軍はグアムから出撃すればいい。また、いざとなればフィリピンの基地をすぐに使える様にするだろう。

韓国は敵国といっていい。客観的にこれを否定することは難しい。なにも日本の都市をミサイル攻撃の標的にされてまで協力する必要はない。

朝鮮有事の際、日本は日本海から東シナ海まで海上を封鎖して南北朝鮮からの日本への流民、暴徒の流入を阻止すれば十分である。勿論空路も遮断すべきだろう。日本人は自衛隊や日本政府の手配した日本の民間機で避難すればよい。