東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

宅急便物語

2008-01-09 18:31:51 | 社会・経済

宅急便の配達員が配達した先の若い女性の家に後で侵入して強姦していたというニュースがあった。さもありなん、ということだ。4チャンネルであったか、今日の夕方のニュースで元捜査一課長とかいうのが、個人の問題ですがといっていたがとんでもない。会社の責任である。起こるべくして起こった。

私は宅配便を使わない。配達員の質が極めて悪いためである。しかし、発送する場合は忌避できても、送ってくるものはどうすることもできない。昨日今日のはなしではない。まるきり宅配便配達員の採用審査がめちゃくちゃで、その上教育がまったく行われていない。会社は教育していると強弁しようが、そのサービスに接するわれわれには到底信じられない。

個人の問題ではある。当たり前だ。しかし、それを承知で使っている会社の刑事責任は個人と同程度に重い。

配達してくるときに、チャイムを鳴らすだろう。出ると「宅急便です」という。それですぐ顔も見せずにドアに向かう。確認が出来ない。第一「宅急便です」はないだろう。「ヤマト運輸です。宅急便の配達にまいりました」というのがしつけの基本だろうが。

ヤマト運輸も狡猾で事業会社向けの配達員には常識的な感じのいいのをそろえている。事業会社はすぐクレームがくるし、大口だからである。弱い立場の個人宅の小包配達には、問題のある前歴もわからないようなのを使う。賃金が安いからだろう。ヤマト運輸の罪は深刻である。

ヤマト運輸ははっきりと二種類の従業員を使い分けている。きわめて意図的で、消費者無視の態度である。小包事業の民営化とはこういうことだったんだね。

怖いのは郵便局の小包配達にも影響が一部で出てきていることだ。ヤマト運輸が安い賃金でいい加減なサービスをするので、郵便局もコスト上対抗しないと競争力がなくなる。それで配達作業を外注することが多くなる。そしてたちの悪い業者(そういうところはコストが安い)を使うようになることだ。


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