石原氏はたしか芥川賞作家でながく芥川賞選考委員をしていたと記憶している。それにしては言葉の使い方を知らない。彼は在任中役人を完全にコントロールしているという印象を与える豪語をしていた。芥川賞選考委員に言葉の使い方を教えるのもなんだがね。
伏魔殿があるとすれば、石原君が作ったということだ。もし彼が言う様に「だまされた」ならだまされたほうが悪いに決まっている。力量不足、お飾りのトップだったということになる。伏魔殿を作らせないような組織風土を維持するのがトップの責務だからね。
「おれが辞めたらわずか三年の間に都庁に伏魔殿が出来た。おれがやっていたら伏魔殿等作らせない」というなら文法上は正しい。しかし、豊洲問題はまさに彼の長い在任中に起こったことであり、該当しない。
それとも、彼は自分の小説のなかの一人物として発言しているのか。それなら分かる。その登場人物のキャラクターは「まったく責任能力のない痴呆老人」と設定されている。批判されたヤクザがすごむような役回りだ。かれは私小説を書いているのかな。