東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

正論論客諸君、宿題が出来ましたぞ

2015-06-06 15:44:00 | 東アジアの悪友
ブルース・ウィリスとかいうアメリカの俳優が出演するチャイナ映画が製作中か計画中らしい。日支事変で隠れアメリカ軍として空中戦に参加したフライング・タイガーの飛行教官として出るそうだ。

目的は明瞭である。彼らに言わせれば以下の様になるであろう。
「戦略爆撃(市民を対象とした無差別爆撃の美称)を世界で初めて挙行したのは日本軍であり、それが重慶爆撃である」
目的は明瞭である。原爆投下を正当化し、日本の一般市民の木造家屋を対象として行った百万単位の無差別都市爆撃を正当化するためのものである。彼らの史上類を見ない日本国民の大量虐殺を正当化(相殺)する目的である。

これまでの、「南京虐殺」、「百人切り」や「従軍慰安婦」などのでっち上げ因縁付けに日本の論客は後手後手に回っている。今回は今から資料をそろえ、反論を構成して待ち構えていなければならない。

日本の重慶爆撃が「戦略爆撃」であったのか。実態はどうであったのか。規模はどうだったのか。今回アメリカもからむからシナも白髪三千丈のような子供だましは使えないとみえて被害者は1万人とかいっている。規模からいっても、その非人道性からいっても、おなじ「戦略爆撃」であったとしても、日本とアメリカのそれは同じ言葉を使って別のことを表現している。

アメリカは積極的にこの種の宣伝は行えないだろうが、シナがやってくれるのは大歓迎であろう。アメリカの「かすかにうずく」良心は安らぎをうることになろう。つまりアメリカも折に触れてチャイナの尻馬にのるだろうということである。従軍慰安婦の場合の様に。アメリカは政界、学会、マスコミあげて大歓迎であろう。この映画に基づいて日本に説教をたれようとする、アンポンタンが雲霞のごとく出来(シュツライ)するであろうよ。

すこし、歴史の講義をすると重慶の前にスペイン内戦のゲルニカがある。ヒトラードイツによるロンドン市街無差別爆撃が有る。重慶のあとに、東京大空襲、日本全土の都市への無差別爆撃、日本の継戦意志が無くなったのが明らかになったあとでの二発の原爆投下(つまり戦略的価値が無意味と成ったあとで)がある。
ほかにも第二次大戦中に世界各地で無数にあったであろう。そしてその規模はいずれも重慶爆撃とは比較にならない多数の死者を出している。

正論を吐く諸君、今度は遅れをとってはならない。用意して返り討ちにしなければならない。先んずれば敵を制す、である。


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