東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

相撲協会のユダ

2018-10-05 14:02:50 | 大相撲

 一般人でもおや、何故だ、と不審に思うことがある。さらに進んで、怪しいな、とかおかしなことがあるのではないかと疑うことが世の中にはあるものだ。ましてジャーナリストは、その端くれにいるものでも、何故という疑問に取り組まなければマスコミ失格である。

  相撲協会の理事選のときに、貴乃花親方が立候補して同門か親しい関係にあった阿武松親方が同時に立候補した。これが(おや)なのであるが、開けてびっくり貴乃花親方は自分の一票だけ、阿武松は一門の票を総ざらえした上にたしか、1、2票を上積みしたと記憶する。

  それで阿武松は理事におさまり、貴乃花は落選。この不自然な結果には当然うらで工作があったと素人でも考える。ところがこのへんの報道が一切なかった。意図的にしなかったと考えられる。相撲協会に養われている、いわゆる相撲ジャーナリストの相撲協会への忖度であることは明瞭である。

  阿武松は貴乃花を踏みつけて理事となり、一門を継承した。おかしい、理由を調べてみようというのがジャーナリストの使命である。阿武松は転んだのである。こういうユダの人生はらくではない。今回の告発状白紙問題や一門帰属問題で阿武松が説得にあたったと報道されている。相撲協会の黒幕に命令されて、お前を理事にしてやったんだ。言う通りに貴乃花を説得しろと言われていたことは明白だ。

  説得に失敗した阿武松は再度貴乃花部屋を訪れて部屋の前で貴乃花の帰りを待っていたそうだ。あきらかに恩を売られた黒幕にせっつかれて厳命されて恥も外聞もなく貴乃花部屋の前に体を晒していたのだろう。師匠を売ったユダの悲哀である。

  以上素人の観測であるが、まず間違いのないところだ。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。