そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

不信任案という低レベル

2011-06-01 | マスコミ報道

 自民党と公明党は本気である。内閣不信任案を提出した。仮にこれが通ると、民主党は分裂する。それだけの数を抱えていると言うことにもなる。

 それでは次は誰が政権を、どのような形で担うことになるかが、全く検討されていない。単なる不信任案である。仮に通ったとしても、僅差であることに変わりはない。安定政権には程遠い政権が、震災を受けたこの国を担うことになる。

 否決された場合は、もっと悲惨なことが起きるかもしれない。自民党も民主党同様に分裂含みとなる。

 こんなことをやっている場合かと誰もが思っているであろうが、そうした感覚は国会議員にはない。菅憎しの小沢一郎と、その一派が一時の達成化を得るだけのことである。

 珍しく共産党が欠席を決定している。民主党内からも多くの欠席者が出るかもしれない。85名の造反者は70名程度でも可決されるかもしれない。

 最も悲惨なシナリオは、解散が行われた場合である。こんな時期に選挙をやるのかとなる。解散には打って出ないだろうとの読みもあるが、それは国民のことを考えてくれた場合である。菅政権はそんなことは考えるとは思えない。

 一年持たない首相を抱えるこの国の国民は不幸である。こんな低レベルの諍いに明け暮れる、放射能が撒き散らされたこの国に未来はあるのかと思う。

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