日本の理化学研究所のスーパーコンピューター「京」が、計算速度世界一位に、ハンブルグで開かれているスーパーコンピューター国際会議で認定された。2004年11月依頼、7年ぶりの快挙である。何 はともあれめでたいことである。
この事業は、昨年だったか事業仕分けで「なぜ一位なのですか?二位じゃ駄目ですか?」と、アホな質問をしたレンホー発言で有名になったものである。一旦切られた事業であるが、現実には復活したのである。1120億円かかっている。
法整備などの手続きも知らずに、事業の現実的な効果や現場の検討もなく、たった1時間であらゆる事業を切りまくった事業仕分けである。民主党もやるもんだと思って見ていたが、終わって見ると単なる政治ショーでしかなかったことが解ってきた。かなりのものが復活している。
スパコン事業も復活したおかげで、世界一位となった。何でも、インターコネクト技術が優れていて、800台のコンピューターを繋げて、毎秒1京(1兆の1万倍)回計算するそうである。良く解らんが、素晴らしいことである。(あろう)
今回際立っているのは、エネルギー効率が優れていることである。機能がます毎に電気量は増えるものであるが、京は効率を上げてむしろ減らしたのであるがこのことは評価されて良かろう。
さらに、一位になったことで、マクロ経済モデルによると、3兆4億円の経済効果が期待できるとのことである。スパコンそのものの能力アップによるものもかなりあるが、周辺産業などへの海外などからの取引などの増加等もある。何にしても単純に喜びたいものである。レンホーさんはこのニュースをどのように聞いたか、コメントをいただきたいものである。