そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

茶番劇は終わった

2011-06-02 | マスコミ報道

 馬鹿っかみたいな茶番劇は終わった。菅直人が震災に目途がついたら、次の若い世代に政権を譲ると言って、一件落着した。小沢に忠誠を誓った連中は、腑抜け常態である。不信任案賛成を投じた2名とPhoto 欠席した30数名は行き場を失った。

 鳩山のよく言えば説得、実態を言えば変身に小沢一派が翻弄されたと言える。マスコミが喜んで僅差を期待して計算したが、大差で菅政権の不信任案は否決さえた。

 自民党は、民主党内にゴタゴタを残した分、不信任案提出は成功したと言える。公明党との連携も確認できただけでも、儲けものである。こんな時期に提出した不評の不信任案であるが、意外と自民党はほくそ笑んでいる。

 翻って民主党は後処理に大変である。小沢一派の処理は大きな問題として残る。原則主義を崩すことのない、岡田は容赦しないであろう。小沢を除名できれば、彼の裁量を見直してもいい。

 菅の引き際は明確にはされていない。この男が簡単に引くとは思えない。震災の目途は何時か解らない。鳩山と岡田の認識には大きなズレがある。更に、菅の認識もかなりずれていると思われる。

 若い世代に譲ると言っている。つまり、小沢や谷垣の年上には渡さないということである。

 震災は菅政権をここまで延命させた。それだけでも有難いと、菅は思うべきである。これでまた日本は、首相を一年で交代させることになる。その度に茶番劇が繰り返される。こんな政治で良いのだろうか。

コメント (1)
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