そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

遂にどこにでも武器を輸出できる国へと歩き出す

2014-03-12 | 政治と金

安倍政権は、武器輸出三原則を撤廃して「防衛装備移転三原則」にすると言い出した。”ボーエーソ-ビのイテン”三原則? 言葉は言いようだという典型である。
武器を、「防衛装備」と言い換え、輸出を移転とごまかす。
武器輸出三原則は、安倍の大伯父が決めたことではあるが、共産圏や国連の認めない地域とかと言われてはいるが、基本は武器を輸出しないことである。平和憲法の一つの象徴でもあった。
自民党は中選挙区時代は、護憲派議員も一定の勢力がいた。その幅広さが、自民党に安定感を与えていた面もある。
小選挙区制は、それらを壊し現執行部の意向に沿った議員しか当選できなくなってしまった。

確かに時代は変わった。それは戦争形態が複雑になったことをも意味しているのである。防衛装備というが、今起きているウクライナの例を取れば、誰もが平和を望んで武器を取っている。それぞれの主張は、相手からの防衛と主張する。
安倍首相の説明は、平和を維持するためなら武器を輸出できるというのであるが、ウクライナのどちらの勢力ならば、武器を輸出できるというのであろうか?
朝鮮戦争は、アメリカは国連の肩書で戦っている。こうした場合は、アメリカへは武器を輸出できるということになろう。
今回の三原則にも、「紛争当事国とその恐れのある国」と安倍首相は回答しているが、アメリカは戦後一貫した紛争当事国である。
言葉で粉飾したに過ぎない。国内の防衛産業の発展にもつながるとまで言っている。

紛争当事国でない国を探すのも容易ではなかろう。原発もそうであるが、金を稼ぐなら倫理も平和もない、何でも輸出しようというのである。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

羅臼港

春誓い羅臼港