安倍内閣が発足して14カ月になるが、なんと騒々しい政権であろうか。息もつけないほどの、問題発言や暴走に走っている。
そんなことは関係ないように、異例の短期間審議(14日)で予算案が衆議院を通過した。過去最大の予算額(約96兆円)であり、最大・最悪の財政収支不良予算である。
安倍晋三が政権を握ってからは、実に多くのトラブルが起きている。そのすべてが、安倍晋三の国粋主義に基づく政治理念に依拠している。それらを列挙してみることにした。
沖縄知事を金で懐柔させて、普天間基地の移転を強行することにした。
集団的自衛権の容認に向けて、あらゆる手法を駆使して取り組んで、法制局長にお友達を送り込んだ。
中韓の反発を見込んで、靖国軍事神社に参拝した。彼の行動は憲法違反である。判例を無視した、犯罪行為である。アメリカをはじめとする世界があきれかえさせている。
積極的平和主義なる造語を濫用して、まるで平和を望んでいいるかのように振る舞い、集団的自衛権という名の交戦理由を模索している。
日本が平和国家であると、世界が認める根拠の一つに「武器輸出三原則」があるが、これを見直し軍事国家へと歩み始めようとしている。
国民の八割が反対している原発の再稼働に道を付けた。あろうことか、原発の輸出さえやろうとしている。
河野談話を見直し、慰安婦問題を見直すよう指示した。
NHKの運営委員に、お友達を大量に送り込んだ。品性も知性もないお友達は、信念に基づく失言を繰り返している。
私が責任者であり憲法はその後にあるかの考えを示し、立憲国家であることをあからさまに否定した。これは安倍の無知(アベノムチ)である。
教育制度を行政に委ねて、中立性をなくして国家・政権の支配下に据え置くようにした。
その他数えきれないトラブルを起こしながらも、安倍の望む戦前の軍事国家へと着実に歩を進めている。
日本は何時までこのトラブルメーカーの、右翼内閣を擁立し続けることになるのであろうか。