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BBCのネット報道などによれば、1,000戸以上の酪農家に今月乳代が支払われていないとのことである。先月だけで60戸もの酪農家が休業した。今年は粗飼料の出来が悪く、一般酪農家は生産量を落としている。更に購入飼料の負担によって、経営が苦しくなっている。そこに来て乳業会社の乳代の未払いである。上記のグラフはわずかこの13年の酪農家戸数の減少である。驚異的に減少している。
海外資本などが入り込んで巨大な酪農業者が出現して、乳業会社が一般酪農家の牛乳を買うことができないようになった。海外情勢も厳しく、とりわけ中国の進出で乳価が暴落したと報じている。
ロシアからの酪農製品輸入禁止や、スーパーマーケットの低価格競争も影響している。イギリスの牛乳は、オレンジジュースの3分の1程度である。
ここにTPPに甘い言葉を国民に投げかけて、参入を試みようとする日本の未来像があるように見える。酪農家だけではなく乳業会社も被害をこうむることになる。
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