今日は沖縄返還の日である。「沖縄には民主主義がない」と翁長沖縄県知事がこの記念日に述べている。先日のNHKスペシャルで、佐藤栄作総理の秘書官が残した膨大な資料の検証番組があった。官邸などに残されていれば、決して日の目を見ることのなかった資料であるが、個人所有のため託された知古のの学者が閲覧できたのであろう。
さすがに佐藤総理も、「核抜き本土並み返還」を基本に取り組んでいたことが判ったが、結局はアメリカから潰されることになった。本土の基地の自由使用も認めていた。沖縄返還後そそくさと辞任した佐藤総理であるが、これでよかったかどうかわからないと述懐していた。
良く言えば、返還のために密約を数限りなくやっていいた。その矛盾が現在噴出しているのである。本人の個人的反省はともかく、対米従属の原点を安倍晋三の大伯父に当たる佐藤栄作総理が作った事実は変わらない。
世界は変わったを繰り返す安倍晋三であるが、沖縄については、そして対米従属については何も変わらないどころか、さらに強固にしたのである。安倍晋三は更にこれに、巨大な新基地を作り、対米従属を進化させるのである。
戦争法案(安全保障法制)が閣議決定され、海外での武力の行使に道を開く危うい法案、戦後貫いてきた自衛隊の「専守防衛」を廃棄する道を、安倍晋三が開いた。
集団的自衛権を行使できるようにするための自衛隊法改正案など、10の改正法案を束ねた「平和安全法制整備法案」と、自衛隊の海外派遣を随時可能とする新法「国際平和支援法案」を国会に提出する。
「安全保障法制」と呼んでいたものを、二つの法案を合わせて「平和安全法制」と言い換えたのも、武器を防衛整備品などと呼び換えたのと同じように「戦争法案」を言い替えた上に、まとめることで反論を複雑にする意味があったと思われる。
議会提出にあたっての記者会見で安倍晋三は、「日本の安全がより一層高まった」と、アメリカとの軍事同盟強化に胸を張った。このフレイズはこれまで二度聞いたことがある。一度はイランにアメリカ軍が侵攻して、バグダッドを陥落した時である。ブッシュは、「ゲームは終わった。世界はより一層安全になった」と述べた。その後どうなったか。より一層イラクは混乱し、テロ国家になりイスラム国が台頭する結果となっている。ブッシュの言葉と真逆の状態にある。
もう一つが、オサマビン・ラディンをアメリカが殺害した時である。之こそテロ行為と思われる、パキスタンの主権すら無視した、隠密行為による殺害である。この後、オバマは「世界はテロの危険からより一層安全になった」と胸を張った。その後どうなったか。より一層無人偵察機でパキスタン、アフガンの国民を無差別に殺害し、テロ行為の底辺が広がっている。
こうした武力による威嚇や制圧が、更なる戦闘行為を生むことを戒めているのが、安倍晋三が恥ずかしいと述べた日本国憲法である。今その憲法を踏みにじる法案が国会に提出された。
<天木直人氏の呼びかけに呼応して、新党憲法九条を支援しています>
さすがに佐藤総理も、「核抜き本土並み返還」を基本に取り組んでいたことが判ったが、結局はアメリカから潰されることになった。本土の基地の自由使用も認めていた。沖縄返還後そそくさと辞任した佐藤総理であるが、これでよかったかどうかわからないと述懐していた。
良く言えば、返還のために密約を数限りなくやっていいた。その矛盾が現在噴出しているのである。本人の個人的反省はともかく、対米従属の原点を安倍晋三の大伯父に当たる佐藤栄作総理が作った事実は変わらない。
世界は変わったを繰り返す安倍晋三であるが、沖縄については、そして対米従属については何も変わらないどころか、さらに強固にしたのである。安倍晋三は更にこれに、巨大な新基地を作り、対米従属を進化させるのである。
戦争法案(安全保障法制)が閣議決定され、海外での武力の行使に道を開く危うい法案、戦後貫いてきた自衛隊の「専守防衛」を廃棄する道を、安倍晋三が開いた。
集団的自衛権を行使できるようにするための自衛隊法改正案など、10の改正法案を束ねた「平和安全法制整備法案」と、自衛隊の海外派遣を随時可能とする新法「国際平和支援法案」を国会に提出する。
「安全保障法制」と呼んでいたものを、二つの法案を合わせて「平和安全法制」と言い換えたのも、武器を防衛整備品などと呼び換えたのと同じように「戦争法案」を言い替えた上に、まとめることで反論を複雑にする意味があったと思われる。
議会提出にあたっての記者会見で安倍晋三は、「日本の安全がより一層高まった」と、アメリカとの軍事同盟強化に胸を張った。このフレイズはこれまで二度聞いたことがある。一度はイランにアメリカ軍が侵攻して、バグダッドを陥落した時である。ブッシュは、「ゲームは終わった。世界はより一層安全になった」と述べた。その後どうなったか。より一層イラクは混乱し、テロ国家になりイスラム国が台頭する結果となっている。ブッシュの言葉と真逆の状態にある。
もう一つが、オサマビン・ラディンをアメリカが殺害した時である。之こそテロ行為と思われる、パキスタンの主権すら無視した、隠密行為による殺害である。この後、オバマは「世界はテロの危険からより一層安全になった」と胸を張った。その後どうなったか。より一層無人偵察機でパキスタン、アフガンの国民を無差別に殺害し、テロ行為の底辺が広がっている。
こうした武力による威嚇や制圧が、更なる戦闘行為を生むことを戒めているのが、安倍晋三が恥ずかしいと述べた日本国憲法である。今その憲法を踏みにじる法案が国会に提出された。
<天木直人氏の呼びかけに呼応して、新党憲法九条を支援しています>