そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

安倍晋三の変質を指摘する海外の学者たち(新党憲法九条)

2015-05-13 | 平和憲法
米国をはじめとする海外の日本研究者ら187名が、連名で「日本の歴史家を支持する声明」を発表した。ハフポストのサイトを参考にしていただきたい。

日本の右翼は、反米右翼と親米右翼に分類されるとされてきた。もちろん明確な規定などないのですが、祖父昭和の妖怪と呼ばれた岸信介の血を引く、安倍晋三は皇国史観を抱く国粋主義者であって、立派な反米右翼のカテゴリーに入ってる。
大東亜戦争の正当性を時には口にし、アメリカにけしかけられた戦争と信じている。米英の開戦の詔勅は、東亜の平和を乱す米英から守るため止む無く立ち上がると、自衛のための戦いとしています。
勿論、安倍は慰安婦問題や集団自決などに軍が関わったことなど認めず、東京裁判を否定しています。首相に就いたために封印していますが、戦後史を自虐史観として自主憲法を掲げてもいたのである。核武装についても口にしなくなった。安倍の戦後レジームからの脱却とは、自虐史観そのものからの脱却、中日・太平洋戦争の正当化に他ならないのである。

ゴールデンウィーク期間中の、米国上下両院での演説にそれらの一部が見て取れる。アベノミクスを封印したのは、上手くいっていない国内の実情に配慮したのあろうが、歴史認識については植民地も侵略も口にせず謝罪もしなかった。
海外の学者たちにとっては、慰安婦問題の方が重大であり、一言も触れなかったことに187名もの学者が異議を唱え、日本の歴史家たちを支援すると表明しています。

安倍晋三は反米右翼でありながら、親米右翼のような立ち居振る舞いをするために辻褄が合わないのである。
『今回の声明について、ほとんどのメディアは「安倍晋三、『慰安婦』問題での日本の立場を叱責される」(英フィナンシャル・タイムズ)、「歴史学者ら、日本に戦争の歴史を直視するよう要求」(米ウォール・ストリート・ジャーナル)「187人の研究者が安倍に日本の戦時中の歴史に向き合うよう要求」(ジャパン・タイムズ)のように、研究者らによる安倍政権への批判として報道した。』とハフポスト日本版は報じている。
韓国議会は、安倍晋三を名指しで糾弾する決議をした。ついでに、「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録推進についても糾弾声明を採択している。

日本では机上の戦争論や自衛問題が論議されるが、海外の方が安倍晋三の正体を正確にとらえている。平和国家を放棄した日本に、オバマを除く世界各国や学者たちが危機感を共通して認識している。
コメント (2)
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