そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

準強姦罪で起訴もされない山口敬之

2017-08-23 | 安倍晋三
安倍昭惠と中学校・高等学校・専門学校を共にした、文字通りの親友がいる。彼女の弟がTBSのワシントン支局長などを務めた山口敬之という男である。「首相」という本を出版し安倍晋三を称え、支持率に貢献している。
山口敬之は詩織という元ジャーナリストの女性に、準強姦事件を起こしたと告発されたが、なぜか逮捕状は握りつぶされた。彼女は検察審査会に申し立てを行なった。
事件は2014年4月に起きている。2015年6月8日に捜査員が成田空港で逮捕状を懐に、帰国する山口を待ったが、突如「天の声」で逮捕執行は中止された。天の声を発したのは、中村格警視庁刑事部長である。本人はその理由を、2年前の事件であり女性の有名人へのやっかみ等があったと述べている。実際は事件の翌々日には相談に行っているし、お酒を飲んで突如として詩織さんは意識不明になったと述べ、ホテルの防犯カメラもそのことを確認してもいる。
この中村格という男は、第2次安倍内閣で菅官房長官の秘書であった。報道ステーションを下ろされた古賀茂明氏が、この件に中村が関与していたことを自誌で述べている。中村格は、警視庁ナンバー3の警務審議官に、お見事ご栄転されている。
「記憶にありません」「資料は廃棄した」と安倍昭恵を身を挺して守り通した、佐川理財局長は国税庁長官にご栄転された。恒例となっている就任の記者会見はいまだ開催されていない。
私人の安倍昭恵に公務で付きっ切りで滅私奉公し、森友学園国有地実質無料払下げの影の主役の谷査恵子は、イタリア大使館へご栄転となっている。経産相から異例の人事であるが、谷の場合は口封じの意味合いが強いかもしれないが、ご栄転に変わりない。
本ブログで、葬り去られた安倍側近のレイプ事件と書いたが、コメント欄が大忙しであった。山口を擁護するコメントが延々と続いたのである。起訴されなかった男を問うのはおかしいというのである。根底にお上は間違ったことはしないという、日本の哀れな庶民感覚がある。究極のお友達人事で成り立つ安倍晋三の政権はそうした感覚の上に成り立っている。いまだに30%もの支持があるのは、そうした庶民感覚もあるのだろう。
升永弁護士が、ネットで山口巡る一連の出来事の拡散を望んでいる
コメント (4)
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