そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

加計学園の獣医学科開設は完全にアウト

2017-08-19 | 森友・加計問題
次から次へと出てくる、「加計ありき」の資料は数えきれない。田中龍作ジャーナルはキャンパスの中心となる獣医学部棟の設計図を入手してその中身を、一級建築士に検討してもらっている。「坪単価70万円から80万円。どの建築家に見せても同じようなことを言うと思うよ」とのことであるが、、申請は160万円と倍以上である。
安普請(ヤスブシンと読む:安倍晋三が請け負っていると読むのではない)の建物だというのである。
加計学園側は「BSL(バイオセイフティーレベル)3」の施設を作ると説明している。BSLとは外界と遮断する無菌室のことであり、レベル4まであるが、この施設も設計図を見る限り「これレベル2ですね」と指摘している。「レベル2」だとしても雑な造りだということである。(以上引用)
また同ジャーナルは、今治市長と市議会員が加計学園からわいろをもらっている事実を指摘している。告発状によると加計理事長と菅今治市長は、誘致に反対しないようにと市議会議員13人に1人当たり1,000万円を渡したとされている。
2015年4月2日、愛媛県今治市の企画課長と課長補佐が首相官邸を訪れていたことを示す今治市側の記録があるのに、官邸側にはなく廃棄したとのことである。地方公務員が簡単に官邸に入れたことも異例であるが、受け入れた官邸には記録がないというのも杜撰そのものである。北朝鮮のミサイルに騒ぎ立て、避難準備しろというくらいなら、足元のセキュリティーがなっていないことになる。この日今治の職員が会ったのは、安倍晋三の元秘書官の柳瀬唯夫・経済産業審議官であるという事である。当然のように柳瀬は、記憶にないとのことである。
誰が見ても、不都合なことになると考えている側は、記憶にないと言ったり資料は廃棄したり言い逃れる。ウソを言っているのに決まっている。
加計学園が今治市に獣医学部を開学を計画する岡山理科大について、今治市の市民ら4人が、市の学園への補助金支出と、用地の無償譲渡の差し止めを求め、市監査委員に住民監査請求をした。
文部官僚でもあった加戸元愛媛県知事は、ずっと加計ありきで進めてきたと証言している。愛媛県に公務員獣医師が少ないとも言っていたが、給与が安いので集められないだけである。獣医学科が開設されると県で伝染病対策ができるという主張であるが、宮崎大学には獣医学科があるにも拘らず、口蹄疫が起きたことも知らないのであろうか?
そもそも獣医師が不足している事実はない。何度も言うように偏在しているだけである。公務員給与を押さえておきながら、公務員獣医師が不足しているはないだろう。下の表は六辻彰二氏の作成した表である。日本の獣医師数はむしろ多いのではないかと思われる。
反社会的手段と手続きを行っている加計学園の獣医師開設はするべきではない。


コメント (8)
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