そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

もうすでに覆いようもないボロボロの安倍政権

2017-08-08 | 安倍晋三
文科大臣を伊吹文明に打診したが体よく断られた。そこで二の矢三の矢で人選が行われた。公明党にもう一人大臣をという話も、泥船に乗りたくなかったのか断られた。来年の総裁選挙に必ず出ると明言している野田聖子くらいしか目玉にできない、新鮮味どころかうたい文句と裏腹に仕事ができるかどうかも疑問の面々である。その野田聖子も、いわゆる重要ポストでしか受けないと念を押されての総務大臣である。
岸田氏に次を見込んで厚遇する(口約束)ことで岸田派に偏重の人選でもある。そもそも今回の内閣改造は政治的課題克服という本来の理由などではなく、支持率低下を克服するための、安倍晋三の個人的政治的野心・延命のためのものである。意識のある政治家たちは泥船への乗船を断った。おこぼれの大臣席が数人に回ってきた。
江崎鐵磨沖縄北方大臣もその中の一人である。お役人から占めされた文章を正確に読み上げる。私は素人だと言ってのけた。正直なのであろうが、仕事をする姿勢などではない。これは小心の新任大臣が嬉しさの余り、良くやる勇み足である。
問題は今日の沖縄での発言である。「地位協定を見直さなければならない」と言ったのである。これも正直な感情であろうが、とてもじゃないが安倍晋三が見直すわけなかろう。沖縄県庁の中は大喜びであった。江崎の無知による発言である。案の定、午後になって発言を修正している。県庁は半日ぬか喜びしただけである。
小野寺防衛大臣は、オスプレイの飛行自粛をアメリカに要請したと、官僚が作った文章を丁寧に読み上げ質問は受け付けなかった。失言に怯えているかに見える、哀れな行動である。
お友達を閣僚からは少し遠ざけてはみたが、そのほかでは相も変わらずである。安倍昭惠を身を挺して、国会で「記憶がありません」「交渉経過は廃棄しております」と、バカでもわかるようなうそをついて守り通した、佐川理財局長は国税庁長官にご栄転したことは、本ブログで何度も指摘した。8億円以上もする国有地をほぼ無料で払い下げた責任者は、官僚のトップのポストをいただいた。
さらに安倍昭惠の長年の友人の弟の元TBSワシントン局長の山口が起こした、強姦魔事件をもみ消した中村警視庁刑事部長は、警務審議官へというNo3に昇格するという、厚遇を受けたのである。異例のご栄転である

閣内にはしっかりと友達が配置されている。世耕や麻生それに何と言っても、菅官房長官と主だったところは残ったままである。その菅官房長官は、「記録を残すのは政治の基本だ」と書かれた本があるが、と記者に問われたが知らないと答えた。その本は菅が2012年に出版した『政治家の覚悟』(文芸春秋)で、「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為」と記していたことの引用である。書いたことも知らないというのである。誰かに書いてもらった本かも知れないが、発足早々ボロボロの安倍内閣である。
コメント (2)
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