そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

した振り外交で国民を騙し続ける

2018-11-03 | 安倍晋三

安倍晋三の外交程いい加減なものはない。途上国などはお金をばら撒きに来てくれるので歓迎する。どの国も表立っては文句は言わない。財政再建どこ吹く風で、安倍信三のバラまきは留まるところがない。
今期の日中首脳会談であるが、よく見ると主要なことは何も決めていない。覚書の連発である。それでも両国間の緊張緩和に貢献するのであれば、この首脳会談は一つの意味があったかもしれない。ところが日本側は、対中国を強く意識した西南諸島の軍事施設の強化と増兵を行っている。辺野古新基地増設もその一環と言える。南沙諸島ではアメリカの挑発演習に自衛隊艦艇が参加している。
中国にとって、米中経済戦争の真っただ中で、一帯一路も行く先々でトラブルが絶えない。日本との対立を避けたい理由が十分にある。それにつけ込んだ首脳会談で、中国は日本を自由貿易という枠組みで引き寄せたっかったし、一帯一路を言う言葉を日本側が使わないという条件も飲んだ。政治的対立が解消されたわけでもないし、軍事的緊張が緩和されたわけでもない。
日中首脳会談に合わせて、北京で行われた初の日中第三国市場協力フォーラムで日中企業、金融関係者ら1400人が参加し、52のプロジェクト(180億ドル)について調印した以外は、両首脳の異なる思惑で表面をつろっているだけと言える。
安倍外交の破たんの典型はロシア外交である。23回もの会談を重ねて、「ウラジーミル」「シンゾー」と呼び合いながら、北方領土は進展どころか後退の一方である。2000億円もの経済協力とかを献上させられた挙句、「領土問題やめて、平和条約結ぼう」と言われ何も言えなかった安倍晋三である。未だに、「私は立法府の長」と中学生の社会科レベルの知識しかない男には、政争相手が次々と謎の行方不明や殺害されるか収監されるロシア政界を生き抜いてきた百戦錬磨のプーチン相手では、安倍ごときではなす術もない。
何の成果もない外交を、いや成果以下の状態にしておきながらも、した振り外交を繰り返す安倍晋三である。不思議なことに、日本のメディアは安倍の外交の失態にだんまりを決め込んでいる。極めつけは山口の日露首脳会談である。領土問題の糸口を作る時だと騒ぎまくっていたのに、泥棒に追い銭の外交を評価するのである。
地球を俯瞰すると外交と豪語したが、実態は財政負担を増し、安倍の面目だけの道具の化し、かつてない低レベル状態にあるといえる。
コメント (2)
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