そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

憲法審査会の本部長が下村委員長が「職場放棄」

2018-11-21 | 平和憲法

憲法審査会が無理を通して結論を出そうとしているが、前例がない審査会の行方は誰もが手探りである。自民党憲法改正推進本部は、安倍晋三の腹心の下村博文推進本部長が、野党を「職場放棄」と批判し、野党から反発をかって結局は辞任した。何のことない自分の方が「職場放棄」したのである。

そもそも自民党提案の、自衛隊を憲法に明記するという、自民党内の何処の誰とも検討も協議もせず、ビデオ報告を総裁の立場として提案したものである。あえて相談したと言えるのは、日本会議であろう。そもそも9条2項の戦力を保持しないという条文を残しておきながら、戦闘する部隊を持つことに整合性がない。これは、石破茂などの主張の方が正しい。安倍晋三の提案は、お試し改憲をまずやるという所に発している。本音を隠した無理筋の改憲案に正当性はない。
同じ与党の公明党ですら、乗ってこない。同じく安倍腹心の新藤義孝元総務相は、立憲民主党の山花郁夫と協議を重ねているとのことであるが、なんら具体的な合意も得られずに今日に至っている。
改憲議論の先行きは不透明感を増している。国民のほぼ50%は現在改憲の必要性を感じていないと回答している。元自民党総裁の河野洋平氏は、会見の論議などどこにも起きていないというが、正解である。安倍晋三の前のめり改憲だけが先行し、宙に浮いているのである。

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