そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

あの手この手トランプの懐柔策は成功しないだろう

2019-05-27 | 国際・政治

トランプがうっかり口を滑らした。日本との貿易交渉について「大部分は7月の日本の選挙の後まで待つことになる。大きな数字を期待している」とツイッターで述べた。もうすでに合意は得られているが、選挙に影響があるので発表はそのあとという事である。さらにツイッターは「日本との交渉では大きな進展がある。農業や牛肉はとりわけそうだ」と書かれ、トランプの意向に沿った交渉が順調に進んでいると述べている。
交渉内容は国民に知られると困るという事であるが、妥結は選挙後というのはいかにもきな臭い。今更日本のためだけに、アメリカンファースト下すわけもなかろう。
何を言い出しかわからないトランプを、ゴルフ、大相撲観戦と新賜杯授与、炉端焼き飲み会、天皇謁見、宮中晩さん会、閉めは空母となった「かが」乗船とこれでもかの歓迎行事を並べ立て、懐柔策の限りである。ツアーガイドの安倍信三の、おもてなしなどこの男に通じるのであろうか。
その一方でトランプの最大の懸念材料は、長年にわたる貿易赤字だと述べている。日本の農産品の関税を下げるように要求する一方で、日本製品の輸入については従前のままを貫くようである。これこそアメリカファーストであるが、安倍の国費投入の懐柔策は、この男にどのように効いてくるかわからない。がしかし、わざわざ参議院選挙後に発表するという事であるから、内容は知れたも同然である。
安倍信三が強固な同盟と自認する姿は、隷属国家への道のことである。
コメント (1)
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