そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

マレーシアのマハティール首相の世界にどの国も9条あればいいのに発言を評価する

2019-05-11 | 平和憲法

マレーシアのマハティール氏が昨年92才で15年ぶりに復権し関係者を驚かせた。さすがに92才には驚かされたが、さすがに骨のある所は見せている。
中国の一帯一路が途上国に債務として大きくのしかかることへの反発を、初めに見せたのがマハティールであった。ある事業ではマレーシアは長期交渉の末、中国に一帯一路の建設事業の大幅譲歩を受け入れさせている。当初の建設費を3割以上カットし、計画を縮小させ、さらに中国色を減らし、地元マレーシア事業者参入を40%にまでアップさせている。
マレーシアはトップクラスの一帯一路被支援国家であるが、中国からの財政支援を受ける一方、したたかに「脱中国依存」も進めてもいるのである。
その一方で、日本の憲法、特に9条を高く評価している。元も東南アジアは日本に侵略された国家である。安倍晋三は、「日本の憲法は、アメリカが一週間で作り上げた」と無知を曝け出す発言をしている。まずアメリカではなく連合国(GHQ)の占領下で、日本の国会で審議検討されて作られている。一章の天皇と二章の戦争放棄以外は、鈴木安蔵など7名の憲法研究会の作成した原案が骨子になっている。この頃になって、戦争放棄は幣原が造ったことも判明している。
連合国の東南アジアの国々には、9条は日本に二度と戦争をさせないために。瓶の蓋のようなものだと説明し、納得させている。高齢のマハティールはその、「瓶の蓋理論」が念頭にあったのかも知れない。今回はさらに踏みこんで、世界カ国が日本憲法の9錠を持てばいいのにと発言している。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

羅臼港

春誓い羅臼港