報道ステーションとNEWS23の自民党総裁選の候補者3名の話をきいた。所詮は自民党内のコップの論争である。かつてのお互いを許さないぞ、俺はお前と違う存在だというような迫力もなければ、具体的なせめぎ会いもほとんどない。
しかし其れなりに見るところはあった。政策通の岸田と石破に比して、官邸内を裏から見てきた菅との違いは歴然である。
アベノミクスの評価が菅はほとんど容認、成功しているとの判断である。信じられないが、そういう姿勢を示さなければ麻生や二階の支持が得られないのであろう。岸田と石破は、格差が生じていることをやっと指摘するが、それで終わりである。安倍の経済世策はほとんど成功していない。唯一成功しているのは第1、の矢、異次元の金融緩和だけである。それでも8年も言い続けている2%の経済成長や、2,3の矢は名に一つとして成功していいるものはない。特に財政再建はまがっくに進んでいる。
ここまで書いて馬鹿々々しくなった。彼れらの話を聞いていると、最もまともなことを言っているのが石破茂であることに気付かされる。菅と岸田はメモを読むばかりであるが、石破だけが自分の言葉で語っている。かつてはこのような政治家しかいなかったものである。安倍が作った悪癖である。
石破茂と言えば、「アメリカ人だけを前線に送っていいのか。日本の若者も前線へ」とか「敵前逃亡した奴は死刑」とか「原発があればいつでも核開発が出来抑止効果を持つ」などの危険な言葉を平気で放つ、軍事オタクである。岸田の票を宇わな🅆るのに躍起になって次回を目指す。
中身のない菅と岸田に比べて中身がありすぎる。所詮自民党内の出来事とでしかない。