そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

アメリカの捨て駒として中国に対峙することを促されそのまま動く日本

2023-01-30 | 岸田文雄

1972年9月29日に日本と中国は、国交正常化の証として日中共同声明を行い、次の4項目が確認された。
①日中両国は一滞水の隣国であり、長い伝統的な友好関係にある。
②日本側は過去において、日本国が戦争を通じて、中国側に重大な損害を与えたことへの責任の痛感し反省する。
③台湾は中華人民共和国領土の一部である。
④日中両国は互いに覇権国家にはならない。
である、尖閣諸島については文書にしなかったが棚上げを確認したとある。
条約内容の確認は、日中平和友好条約(78年)、日中共同宣言(98年)、戦略的互恵関係の包括的推進に関する日中共同声明(08年)と幾度にもわたって確認されている。これは50年にわたっての大きな平和遺産である。
先人の知恵、尖閣列島の棚上げをぶち壊したのが、石原慎太郎とその後の民主党政権である。石原慎太郎が東京都が主有すると火を点けて、菅直人と野田佳彦が油を注いだ。向こうが悪いとか先にやったと言われないようにするのが、外交である。
その後の日中関係は、政冷経熱の状態の中か中国は一気に介在成長をし、日本を追い越し世界第二位の経済大国になった。今更この国に立ち向かうほど、経済力でも軍事力でも叶うわけがない。
日本の与党は、度重ねる歴史観で中国を刺激し、多くの議員が靖国参拝を繰り返し関係は一層悪化してくる。この間全く外交的努力をすることなく、政冷経熱は加速する。
アメリカからは、露骨な憲法9条が邪魔発言が繰り返されて、中国敵視政策を促される。集団的自衛権容認に安倍晋三が踏み切ったことで、「大きな一歩を踏み出した」と称賛され、大喜びであった。彼らにとって、架空の台湾有事は恰好の脅しである。
外交を放棄することで、ドンドン経済成長する中国を日本は仮想敵国と位置付けていった。そして、敵基地攻撃能力を持つというのである。日本はアメリカ最大の軍港真珠湾敵基地をしても、中国の首都南京を陥落しても、日本は勝利したわけでない。真珠湾を南京を攻撃して、それで敵国は戦意を喪失をしたか?
外交努力が意気地なしに思われるのだろう。外交努力の方が余程安価で人道的である。それに知力がいる。軍事予算の増高に反対する
コメント (1)
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