そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

麻生太郎の発言は国民の反対に関係なく倍増するということである

2023-01-10 | 岸田文雄

 いい気なもんだこの男。防衛費増税に反対7割超でも「国民の理解を得た」とは麻生太郎の自民党副総裁の発言である。相も変わらない、身勝手な独断発言である。
地元の講演でも麻生太郎は、「防衛増税には、もっと反対の反応が出てくる可能性もあると覚悟して臨んだが、多くの国民の方々の理解を得ることができた。真剣に取り組んでいる政府の姿勢を評価して頂いている」と、述べたというのである。
こんな政治家が、政権与党のトップにい続けている日本は、とても民主国家と言えない。好みでない表現すれば、極めて”民度”の低い国家といえる。
強権を示せば国民は諦めてついてくるというのである。国民なんてチョロいもんだという気でいる。
事実安倍晋三が、95%の憲法学者が憲法違反かそれに近いと判断した、集団的自衛権行使容認についても、強行採決すればやがて国民はついてくると、安倍晋三は見込んだ。事実そうなっている。なんと民度の低いこの体たらく。
現在岸田文雄はG7サミットの議長国として各国を歴訪中である。岸田のカバンの中には、安保三文書と防衛費倍増の確約が入っている。
行政機関の閣議で決定しただけの文書を携えて出かけた岸田を、麻生太郎は陽動作戦として、ありもしない国民は支持していると発言したのである。
こんな国の安全保障をはるかに超えた防衛戦略は、立法府の国会では全く議論されていない。国民は何も知らされていないし、政府の説明も何もないままである。それを手土産に各国を回ったいるのである。
既成事実化してしまえば、民度の低い日本では大手を振ってまかり通るのである。
麻生太郎の発言について、立憲民主党の小沢一郎は「直近の世論調査でも大多数が反対なのに、なぜか『多くの国民の理解を得た』ことになってしまう国。国民を無視して政権が好き勝手やる国。こういう国を独裁国家と言う。いい加減に政治を変えないと、結局国民が苦しむことになる」と批判している。党首の泉は黙したままである。立憲民主党は野党第一党の資格を党首が放棄している。
防衛予算の倍増に反対する。
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