年金を弄んだ団塊前々世代の横暴が、世界的なインフレの嵐の中で哀れな姿があからさまになってきた。団塊世代が年金負担を始めたころ、膨大に貯まる原資を扱いかねた古株の理事たちは、バブルに乗じて30年後廃棄される巨大施設を建設し始めた。
同時に年金給付を積み立て方式から賦課方式に転換した。現役世代が積み立てた原資を、泡が弾けて失くしたからである。賦課方式、つまりその年受け取る人たちは、その年に支払われた人たちのお金を受給されることにしたのである。
人口比率が歪で頭でっかちになっているので、かつては一人の年金自給者を5人程度で支えていたが、4人になり3人になりやがて1.5人が支えることになる。
込んな誰にでもわかる不合理な選択を、かつての古株理事たちは決めたのである。問題が大きくなるころには、我々はこの世にいないという無責任な彼らの発言の議事録さえ残っている。
更には彼らは物価スライド制を受給してながら、それさえ外したのである。その結果世界的なインフレと超物価高の中、日本の年金だけが立ち往生するのが上図である。
こんな中、政府は大増税を企んでいる。しかもその内容たるや、憲法に抵触する戦争への道を開くためであるから、愕然とする。
防衛予算の倍増に反対する。