そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

ロシアにも言い分があるという知ったかぶりの似非論理

2023-02-24 | プーチン

国連総会はロシアのウクライナからの即時撤退を圧倒的多数で決めたが、オランダ代表の言葉が残る。「ロシアが戦闘を止めれば戦争は終わる。ウクライナが戦闘を止めれば国が消滅する」という言葉が、全てを語ってくれている。

NATOの東方拡大のため、主要国首脳会議にロシアを取り込んだのはクリントンのアメリカである。この間にもチェチェン、南オセチア(ジョージア)紛争をプーチンは武力で抑え込んでいだ。
ロシアをクリミアの武力併合に抗議しG7に戻し参加資格停止状況にしたのは、アメリカである。ロシアは首脳国会議の参加資格停止を受けたままであるが、少なくともプーチンは復帰の気はない。チェチェンや南オセチアグルジア
G8にロシアを留め置いていれば、クリミアやがてウクライナの紛争はなかっただろうという論理は成り立つとは思えない。。
どうやらアメリカが、『ロシア産天然ガスを欧州に送るパイプライン「ノルドストリーム」が、バイデン大統領の命令で、米海軍「ダイビング救助センター」の「熟練の深海潜水士たち」が仕掛けたC4爆薬により爆破された』らしいのである。昨年(2022年)9月26日のことであるが、ロシアの資金援助になる天然ガスの供給を止めるためであるが、アメリカがやりそうなことではある。
アメリカに石油を止められたから、太平洋戦争に踏み切った。戦争の原因はアメリカにあるという論理を容認しない。開戦の理由などどこにでも転がっている。
プーチンを擁護する人たちが、知ったかぶりした擁護論を展開する。ウクライナのネオナチの存在や核開発などはほとんど存在しないへ理屈であったし、
プーチンの核恫喝は、原発占拠によって現実味を増す。
非人道的な兵戦闘員の市民への虐殺の事実は覆い隠すことができない。プーチンの支持率が70%のロシア側の報道や情報などが、真実かどうかも疑わしいと考えざるを得ない。
例え軍事力により制圧が成功したところで、ウクライナ国民の多くがロシアを敬愛し従うようになるとは思えない。
この戦争はプーチンの退場でしか解決されない。政権内での交代か暴力的な結末かわからないが、プーチンの退場でしか終わることがない。
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トルコ大震災の死者は5万人であるが、人災のウクライナ戦争はその数倍の死者である

2023-02-24 | プーチン

ロシアのウクライナ侵略から今日で一年経った。ロシアの軍事進攻を懸命に理解しようとする人たちも日本に存在する。
しかしながらどのように擁護しようとも、戦争が殺人行為であることには間違いがない。ウクライナ軍は、ロシア軍の死者を1月末で13万7780人としている。その一方ウクライナ軍の兵士の死者数は1万~1万3千人と述べている。
ロシアのメディアの発表でも、ロシア兵の死者1万人、ウクライナは5万人という程度である。
戦死者数の食い違いは余りにも大きいが、両国合わせて戦死者は10~25万人に及んでいるものと思われる。現在トルコシリア大地震の死者数は5万人を越え悲惨な現状であるが、これは天災である。翻って、ロシアのウクライナ侵略はこの数倍であるが、これは人災である。いかに戦争が愚かな行為あるかが解るというものである。しかも戦争は現在進行形である。

今日国連は総会(193カ国)で、緊急特別会議を開き、ロシアに対し即時ウクライナ侵攻の停止と撤退を求める決議を行った。賛成国142か国、反対国7,棄権国37であった。
反対国が僅か7カ国に留まったことはとても大きな意味を持つ。プーチンが敵国と繰り返す西側だけが、反対しているのではないことが鮮明である。ロシアに正常な民主主義が機能していれば、プーチンは失脚するはずである。  
ロシアは、2月か3月に大々的に攻勢に出るとの情報もある。こうした国際的な状況に加えて、国内で愛国心だけで戦争を正当化するには限度がある。
戦闘員の量も質も相当厳しいものが予測される。今後もし攻勢に出て戦果がなければプーチンの政治生命が終わりを迎える可能性もある。
この戦争はプーチンの退場でしか解決されない。政権内での交代か暴力的な結末かわからないが、プーチンの退場でしか終わることがない。
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