参議院懲罰委員会は、昨年当選後一度も国会に登院していないNHK党のガーシー(東谷義和)を、「議場で陳謝」させることを与野党全会一致で決めた。
ガーシーは、「元から国会に行かんでいいよと立花党首に言われて立候補して、『国会には行きません、海外にいます』と言ったけれども、後付けのように法律を変えようとする国会のじじいどもを見た時に、やっぱりどの世界も一緒なんやなと」 と発言している。
ならず者集団の様相を持つNHK党であるが、国会出席をしなくてもいい国会議員を創り出した、NHK党こそ問題である。国会に出席しなくても良い議員を創り出し抱える、政党助成金を受け取る公党などあって良いはずもない。
この党は、2013年元NHK職員の立花孝志が「NHK受信料不払い党」、2019年に「NHKから国民を守る党」、幾度かの党名変更をして、2021年に「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」、2022年から「NHK党」と党名を変えている。党名を変えるとその都度注目を集めるからと言っているが、建設的なことなど一つも提案できない政党である。
自己主張しかできない政党時は、間断なく党への不都合な発言に手あたり次第提訴をしている。
政治的目的も彼らなりのNHKの改革以外ないが、自民党の提案にはおおむね賛同しているので、この党も維新の会同様に隠れ与党である。
ガーシーに「俺に投票した28万票は、鈴木宗男の10万票より多い」と言わしめる、一般国民の思慮のない投票も問題であろう。到底固定票とは思えないが、票を留めるに躍起のパフォーマンスを繰り返す立花党首である。
程なく消滅するであろうが、品性のない下品な政党である。