トルコのオリーブ畑に現れた巨大な断層がどこまでも続く。今回のトルコ・シリア大地震の巨大なエネルギーを見る、恐ろしさをまざまざと見せつけるものである。5万人に及ぼうかという大震災である。
トルコはエネルギー資源に乏しく、原発建設を模索していた。そこに目を付けたのが安倍晋三であるが、アベノミクスの成長戦略にと前のめりになって日本の原発を売り込んだ。東芝が三菱重工が日立製作所 がこれに手を上げていたたがとん挫した。事故処理を建設者が負担しろとか、事故を起こした日本が受注するという投資家が手を引いたということあって撤退する羽目になった。
それでも安倍セイン像は懸命に、原発売り込みをその後続けていた。次世代の炉「高温ガス炉」の輸出を計画していたようであるが、実験炉を国外に作るというのであるから、思い上がりである。
結局、ロシアが請け負い2016年にトルコ南部に着工している。今年春稼働する見込みとされていたが、この地震を受けてどの様になるのか情報がない。
崩壊したとか爆発したというのは、ガサネタであるが、震源地から遠くなく建屋損傷程度が心配である。
いずれにしても、トルコには1999年にも大地震があったが、地震の塊のような地域に日本が原発を建設することがなかったので良しとしたい。しかし、当の日本では根拠もなく40年使うハズを60年まで何とか伸ばして、更には何の新たな知見もあるわけもないのに、もっと延長できるとか言い出している。死者を掘り起こして稼げと言い出したのである。