東京が緊急事態になるのは解りきっていたことである。しかも4度目である。2度目の時には、菅義偉総理は、これでコロナを抑え込み二度と緊急事態にはしないとまで言ったが、3度目の宣言時には、謝罪までしている。
そもそも、「コロナに勝った証として東京オリンピックをする」とまで言っていた。記者会見で説明することが、いつも言訳と見込み違いのあらぬ方向の説明に終始する。
今回もいざとなったら、無観客も覚悟すると言っていた菅の最終選択であろう。どう見ても、追い込まれて、追い込まれての対応である。
政治家なんていい加減なものである。自分の選択を、先手先手の対応であると答えている。優柔不断を絵にかいたような菅義偉の迷走の結果の無観客である。
海外メディアは日本の報道に比べて正直である。追い込まれての仕方なく無観客にした日本の対応にあきれ顔である。酷評されている。
観客のいない会場では競技が盛り上がらない、これなら開催の意味がないといったものから、追い込まれた感のある主催者側への判断への疑問である。
今から中止案は五者からは出ないだろう。開催そのものが失敗と言われるに決まっている。
そして五輪後の日本の混乱がが最悪となろう。