高級食材マツタケは、生息地の環境悪化などにより収穫量が減少し、2019年に国際自然保護連合(IUCN)により、絶滅危惧II類(危急種)に指定されている。マツタケは生きた樹木の根に共生するため、人工栽培は出来ないとされている。生息域外保全も困難な状況にある。
DNA研究所と東京大学大学院農学生命科学研究科は、共同でマツタケのゲノムを解読し、データベース上に4種類が登録されているが、ゲノム解読に取り組み、生態解明をしたが、どうやら上手く行きそうである。
人工栽培ができそうだということであるが、遺伝子組み換え魚に踏み込んだ近畿大学のようにならなければと思う。
食料生産の向上や、環境保全につながるという、おかしな論法で市民権を得ようとする遺伝子組み換え食料は、植物から動物へと幅を広げてきた。
味はともかくとして、安価になることが多く、結局は市場性を得ることになる。
NHKの解説委員と称する人たちは、遺伝子組み換え作物が食料危機を吸うとまで言い切る。安全も証明されているというが、現行の検査システムにはひっかからないというだけのことである。世代を越えたり、種の間を越えることなど全くない検査方法を信頼の根拠にするのは間違いである。
マッタケが安くなる、マグロが庶民価格になる、はたまた食料危機を救うと喧伝され、遺伝子組み換え作物は市民権を得てゆくのである。
人間でも精子バンクの利用なんかもそうかも。
で、どういう規範で運用するかは政治問題になる。