昭和30年代後半、ちびまるこちゃんの時代と重なるのかどうか。
「パンは前日に焼いたものを使いましょう」家庭科の教科書にはそう記載がありました。
土曜日に食パンを買って、仲良し3人が友人宅でトーストしました。
翌日、再度集まって、教科書どおりに作ったのはゆで卵をマヨネーズ和えした卵サンドとりんごジャムを作ってのジャムサンド。
教科書と首っ引きで、りんごが焦げないようにかき混ぜ、ゆで卵がこぼれないように刻んだことでしょう。教科書どおりに切り分け、お皿に飾って完成です。
勿論出来上がったサンドイッチはおいしく食べたと思います。
数年後、調理サンドイッチが売られるようになって、ようやく思うようになったのです。
あの「パンは前日に焼いたものを使いましょう」の「焼いた」はパンを作ることの意味だったのです。
まったく「アハハ」の話です。
進学した高校も違い、その後友人とは話題にすることもなかったけれど、唯一トースターがあった友人宅で教科書どおりにと、率先してトーストしていたのは、自分ではなかったかしら、と「くすっ」と首を引っ込めがちにひとり恐縮したものです。
昨日近所のスーパーではチーズの陳列棚が巾4メートル近くもあることに気付きました。私には殆どが使ったこともない種類。このスーパーはチーズにこだわっているのだ!と棚を見渡しながら、昔日のことが思い出されたわけです。
その昔、本来のサンドイッチというものも知らずに、トーストしていた3人の姿が浮かび、苦笑いがこぼれてきてしまいました。
家庭科の教科書を参考にお菓子を作ろうと思っても田舎中学生・高校生には困ったことがありました。
「ベーキングパウダー」「コーンスターチ」が、行きつけのお店には売っていなくて揃わないのです。
よく判らずに「タンサン」で代用したことも…。
今は昔。懐かしい思い出です。
今のようにカラフルなお料理の本がない時代、でもいくつかの料理をそれで覚え、家庭科の教科書を下宿生活の荷物に入れたような気がします。
情報が簡単に手に入る時代ではなかったから、家庭科の教科書の役割も大きかったのでしょうね。
ささやかなエピソードです。
「パンは前日に焼いたものを使いましょう」家庭科の教科書にはそう記載がありました。
土曜日に食パンを買って、仲良し3人が友人宅でトーストしました。
翌日、再度集まって、教科書どおりに作ったのはゆで卵をマヨネーズ和えした卵サンドとりんごジャムを作ってのジャムサンド。
教科書と首っ引きで、りんごが焦げないようにかき混ぜ、ゆで卵がこぼれないように刻んだことでしょう。教科書どおりに切り分け、お皿に飾って完成です。
勿論出来上がったサンドイッチはおいしく食べたと思います。
数年後、調理サンドイッチが売られるようになって、ようやく思うようになったのです。
あの「パンは前日に焼いたものを使いましょう」の「焼いた」はパンを作ることの意味だったのです。
まったく「アハハ」の話です。
進学した高校も違い、その後友人とは話題にすることもなかったけれど、唯一トースターがあった友人宅で教科書どおりにと、率先してトーストしていたのは、自分ではなかったかしら、と「くすっ」と首を引っ込めがちにひとり恐縮したものです。
昨日近所のスーパーではチーズの陳列棚が巾4メートル近くもあることに気付きました。私には殆どが使ったこともない種類。このスーパーはチーズにこだわっているのだ!と棚を見渡しながら、昔日のことが思い出されたわけです。
その昔、本来のサンドイッチというものも知らずに、トーストしていた3人の姿が浮かび、苦笑いがこぼれてきてしまいました。
家庭科の教科書を参考にお菓子を作ろうと思っても田舎中学生・高校生には困ったことがありました。
「ベーキングパウダー」「コーンスターチ」が、行きつけのお店には売っていなくて揃わないのです。
よく判らずに「タンサン」で代用したことも…。
今は昔。懐かしい思い出です。
今のようにカラフルなお料理の本がない時代、でもいくつかの料理をそれで覚え、家庭科の教科書を下宿生活の荷物に入れたような気がします。
情報が簡単に手に入る時代ではなかったから、家庭科の教科書の役割も大きかったのでしょうね。
ささやかなエピソードです。