長らくプサン高校で教鞭をとっていた詩人、ユ・チファン(1908~
1967)の記念館が2013年5月、詩人ゆかりの地、草梁洞に
お目見えした。
場所は、プサン高校を眼下に見下ろす山腹道路沿いの高台で、
プサンコンピューター科学高校の斜め上にあたる。
2014年夏のプサン訪問で、「ヲタク」は初めてこの記念館の
屋上展望台に立った。
イバグ工作所の屋上展望台に初めて立った時と同じように、
「ヲタク」の両腕には鳥肌が立っていた。
それくらい感激が大きかった、ということだ。
過去、軍事的な理由から関釜フェリーの甲板からさえもプサン港を
撮影することが禁止されていた時代があった。
そういう時代、この同じ場所で、道路わきにとまったパトカーの
中から「ヲタク」に向けられる視線を意識しながら、眼下に広がる
プサン港の姿を緊張しながら写真に収めたこともあった。
それが、今では立派な展望台の上から何に遠慮することもなく、
プサン港の景色を撮りたいだけ写真に撮れる。
30年も経てば、時代も社会も変わるのだ。
ところで、この展望台には「ユ・チファンのポスト」と
名付けられたポストが置かれている。
このポストに手紙や葉書を投かんすれば、1年後に配達される
のだと言う。
今回は遠慮したが、次回にでも、自分宛ての絵葉書を投かんして
みようかと考えている。
(終わり)
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2014年夏のプサン訪問では、久しぶりに宝水(ポス)洞の
書店通りを訪ねた。
△書店通りの入口を前に妻と子ども2人を写す
現在は絶版となっているある史料(書籍)を探しに行ったの
だが、結局、手に入れることはできなかった。
史料とは言え、韓国独立後の書籍なので、近い将来には
見つけることができるだろう。
次回は、公立の図書館にでも足を運んでみるつもりだ。
△ここでも日本の漫画は大人気
現時点でその史料が何であるか公表するのは差し控えて
おくが、もし、見つけ出した暁(あかつき)には、日韓関係史に
おいて、かなり重要な意味を持つと思われるその史料について
きちんと報告したいと考えている。
実は、ヒントはもうすでに当ブログの過去記事の中に
隠れてはいるのだが・・・。
△「もったいぶりやがって・・・」
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)