福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

16年夏プサン訪問記(完)

2016年08月07日 |   ┣釜山駅・草梁駅

多くの収穫があった2016年夏のプサン訪問ではあったが、
訪問記の最後は、一つの失敗談で締めくくることになる。


△地下鉄草梁駅3番口と鄭撥(チョン・バル)将軍像

「ヲタク」は、今回の帰国時、草梁の妻の実家から、国際旅客
ターミナルまで歩いて行った。


△道路越しに見る鄭撥将軍像

当初の予定では、草梁洞の消防署前からシャトルバスに乗る
つもりでいたのだが、30分間隔のシャトルバスのその30分未満が
待てずに、歩いて行くことにした。


△地下道手前のシャトルバス停留場

この判断が甘かったのだ。



現在、プサン駅同様、地下鉄草梁駅からターミナルまでの徒歩での
アクセスは、全く整備されていない状況だ。



線路の下をくぐる地下歩道くらいは大したことはない。



問題は、地下歩道を出た後のことだった。


△目の前には10車線道路

ターミナルが視界には入ってくるが、最短距離をまっすぐ歩いて行くことは
できない。目の前には非常に幅の広い10車線の道路が横たわり、多くの車が
疾走している。


△Daum地図より

そこで、一旦、遠回りをして横断歩道のある地点まで移動しなければ
ならなかった。

長い横断歩道をバイクといっしょに渡るという、珍しい経験はさせて
もらったが、とても他人には勧められない。

ターミナルまでの徒歩でのアクセスが改善されない限り、歩いて
行くのはやめておいた方がいいだろう。




(終わり)


参加カテゴリ:地域情報(アジア)


プサンと中国人観光客

2016年08月07日 |   ┗文化マウル

2016年夏のプサン訪問では、数か所で中国語圏からの
観光客に出くわした。


△甘川洞でも中国語圏の観光客に出会う

特に甘川洞では、中年の台湾人夫婦に英語で話しかけられもした。


△ソフトクリームも韓・英・中・日の4か国語で

以前なら、日本語ばかりが目立っていた光復洞でも、店頭に
中国語だけの案内を貼り出しているような店もあった。


△この店では中国語が通じるとのこと

東アジアにおける国境を超えた人の交流は、着実に広がっている。

そのことを肌で感じた「ヲタク」であった。





(終わり)



参加カテゴリ:地域情報(アジア)


プサンの禁煙と反則金

2016年08月07日 |  ┣釜山港

2016年夏のプサン訪問では、韓国でも進んでいる禁煙の
流れを
各所で実感させられた。

新しいプサン港国際旅客ターミナルのデッキも禁煙になっていた。



しかも、違反時の反則金は10万ウォン(約1万円)。おまけに
監視カメラ(CCTV)も24時間作動しているとのこと。

これには、ちょっと驚いた。

ただ、日本語や英語の表示はないので、どこまで本気で取り締まろう
としているのか疑問ではある。


△ターミナルの喫煙コーナー

いずれにしろ、喫煙者は喫煙コーナーで一服するのが礼儀だろう。

また、街中ではバス停周辺(10m以内)が禁煙区域になっていた。


△バス停周辺の歩道には禁煙のステッカー

こちらは、違反時の反則金が2万ウォン(約2000円)。

確かに、こうして反則金を明示することで、喫煙者に与える
心理的な抑止効果は大きくなりそうだ。




(終わり)


参加カテゴリ:地域情報(アジア)


プサン港大橋とビートル

2016年08月07日 |  ┗ビートル(廃)

2016年夏のプサン港で、「ヲタク」は、偶然、プサン港を出港する
高速船
ビートルの姿を目にした。



国際ターミナルの展望テラスから眺めた光景だった。



航海の無事を祈りながら、カメラのシャッターを切らせてもらった。

また、現在、ターミナルの南側(海に向かって右手)には、再開発を
待つ、広大なさら地が広がっている。


△再開発を待つさら地

ターミナルのテラスから眺めるこの光景が、今後どういう変貌を
遂げるのか、楽しみである。


△ターミナルのテラスから望むプサン駅

再開発に伴い、プサン駅や草梁駅とターミナルをつなぐアクセスも、
大いに改善されて行くに違いない。

最後に、「ヲタク」の韓国経験の拠点である草梁洞方面の景色を
記録しておく。


△写真中央付近にプサン高校の屋根が見える

新ターミナルからは、草梁洞の高台がよく見える。





(終わり)



参加カテゴリ:地域情報(アジア)


南浦洞の日本料理店

2016年08月07日 |  ┣南浦洞界隈


△写真右手のビルにハングルで「博多ラーメン」の文字

2016年夏のプサン訪問では、南浦洞界隈を歩きながら、

目についた日本料理関係の店をカメラに収めた。



南浦洞は若者の街である。


△日本式のどんぶり料理店

南浦洞で見かける日本料理店には、現在、韓国の若者に受けている
日本料理のトレンドが表れていると見ていい。


△黒毛牛焼肉とさしみ。写真には隣のハンバーグ店「フクオカ」も写っている。

一時期、人気を集めていた日本式ラーメン店は往時の勢いを失っていた。


△牛かつ、ステーキ丼の店

目新しいところでは、日本式カレーの専門店だろうか。



大阪のカレー店から日本式カレーのノウハウを取り入れた、ソウルに
本店を置くチェーン店だ。



カレーとご飯はおかわり自由とのこと。

さて、プサンに日本式カレーは定着できるのだろうか。





(終わり)




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韓国のトイレと自文化中心主義

2016年08月07日 |  〇トイレの話


△プサン港国際旅客ターミナル

2016年夏のプサン訪問では、初めて新しい国際旅客ターミナルを

利用した。


△高速船ビートルのカウンター(3階)

例によって、トイレの使用法も確認しておいた。



日本語しかわからない人には伝わりにくいと思うが、やはり、
使用後のトイレットペーパーはごみ箱に捨てるように、と
書かれていた。

韓国式の使用法だ。

さらに、韓国語オンリーの注意書き(写真下)には、こう書いてある。

トイレットペーパー、ウェットティッシュ
便器に流さないでください。
清潔なトイレ文化は私たちの姿です。
今日も幸せな1日をお過ごしください。


△さいわい(?)このトイレのごみ箱に使用後のペーパーはなかった

正直、トイレットペーパーをフタもついていないごみ箱に捨てるやり方を
「清潔なトイレ文化」とする認識には、少々驚いた。

これは、美観や臭い、衛生上の問題などを一切度外視する一方、自らの
文化や生活習慣を絶対視し、さらには美化する自文化中心主義の一つの
事例と見ていいのかもしれない。

唯一の救いは、日本人利用者に対し、ことさらに日本語で韓国式の
やり方を強要するような張り紙がないことか。(※関連記事

「ティッシュはごみ箱に」だけなら、大概の日本人利用者は、
よく意味がわからないまま、通常通り事を済ませるだけで、特に
不愉快な思いはせずに済むだろう。

いずれにしろ、「ヲタク」としては、今後とも韓国のトイレ文化に
こだわり続けていくしかなさそうだ。





(終わり)



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水晶洞の日本式家屋

2016年08月07日 |  〇日本式家屋

2016年夏のプサン訪問では、水晶洞の日本式家屋を見学した。



幸い、今年の6月から一般公開が始まっていたので、家屋の
内部まで見学できた。



この豪邸は、言うまでもなく、日本統治下のプサンでは、日本人
成功者の居宅だった。



韓国解放後、おそらくは一旦、「敵産家屋」として当局に没収され、
その後、韓国の民間人に払い下げられたはずだ。



日韓国交正常化後の7、80年代には、日本人観光客の「キーセン
パーティ」の宴会場として利用され、現代日韓関係の裏面史の
舞台ともなった。



この件については、少し気になっていたので、管理人の女性にも
確認したのだが、その女性も、この豪邸が、一時期、キーセンハウス
として使われていたことは事実だと語ってくれた。



ただ、近年では、複数の韓国映画のロケで活用されるなど、歴史的な
建造物としての評価を高めた。



そして、最近、国の「近代文化遺産」として正式に登録され、国や
自治体の手で、しっかり管理、保存されることになった。



一般公開後、当面は地元の公益団体により、喫茶店やゲストハウス
として運営される計画だとのこと。



現在のところ、華奢な細工部分も含め、一部を除き、驚くほど
保存状態がいい。



韓国解放後も、その時代時代の持ち主によって、この家屋が大事に
あつかわれてきた証(あかし)だろう。



解放後の激動の歴史を思えば、奇跡と言ってよいのかもしれない。



数奇な運命をたどったこの家屋が、今後とも、地域住民や観光客らに
愛され大事にされ続けることを、祈らずにはおれなかった。



なお、この家屋の見学を終え、草梁洞に向け歩いて帰っていた
「ヲタク」は、偶然、別の日本式家屋を目にした。



一見、廃屋のように見えたその家が、今後、解体されるのか、改装
されるのか、「ヲタク」には予想できなかった。





(終わり)


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草梁川復元工事(16年夏)

2016年08月07日 |   ┣商店街・草梁川

2016年夏のプサン訪問では、立ち退きが進む草梁川復元工事の
予定地で、しぶとく営業を続ける食堂で豚クッパを食べた。

引き続き、ここでは、工事予定地周辺の現在の様子を数枚の
写真で記録しておく。


△草梁豚カルビ通りの北側(写真右手)に並ぶ店舗は全て解体待ち

プサン駅前通りから草梁豚カルビ通りに入る3叉路付近から、プサン高校下
までの区間で草梁川が復元される計画だ。


△写真中央にプサン高校が見える(復元草梁川の最上流付近)

川の上流にあたるプサン高校下の草梁6叉路付近や中流にあたる
草梁商店街の入り口付近など一部の区域では、すでに店舗の解体が
済んでいる。


△草梁商店街入り口の向かい側(右手ビル付近が復元草梁川の最下流)

店舗の解体が済んだ区域には、舗装が施してある。



2016年夏の段階では、まだ多くの店舗が解体待ちの状況だった。


△移転先案内

すでに移転先で開業している店舗は、入り口に案内の張り紙が
貼ってある。



次回のプサン訪問時まで、どれくらい工事が進んでいるのか、
実に楽しみである。



(終わり)



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