福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

ハングル字幕のある映画

2018年11月04日 |  〇映画・映画音楽

■서편제 「風の丘を越えて/西便制」 1993年  〇〇〇〇〇 
(485)



1993年、まだシネコンも普及していなかった時代、ソウルだけで
100万(公式統計)を超える観客を動員した伝説的名作。

解放前から朝鮮戦争後の時代を背景に、パンソリと言う伝統芸能を、
血のつながらない娘と息子に伝えた旅芸人の男の人生。



そして、芸と貧しさに絶望し、父と姉の元を去った弟。



帰ってこない弟を待ちながら、「恨(ハン)を超える」パンソリを
追求し続ける盲目の姉(恨を積むため、父親からトリカブトの
漢方薬を飲まされ視力を失った)。



別れからおよそ10年後(1960年代)、家庭も持ち、漢方薬剤を扱う
問屋の従業員として働く弟が、仕事がてらに父と姉を捜し歩き、ついに
鄙(ひな)びた漁村で姉との再会を果す。


△再会した姉のパンソリに合いの手を入れ小太鼓を打つ弟(映画より)

今回、「ヲタク」は、この感動的名作を韓国映像資料院(한국영상
자료원/Korean Film Archive)がYouTube上に提供しているサイト、
ハングル字幕のある映画」を通じて鑑賞した。

ハングル字幕があれば、韓国語の学習にもなれば、作品理解も
大いに深まる。

映画好きな韓国語学習者にお勧めしたいチャンネルである。



(終わり)


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韓国映画とお寺と木魚

2018年11月04日 |  〇映画・映画音楽

■달마야 놀자   「達磨よ、遊ぼう」 2001年 〇〇---
(484)



2001年、ソウルだけで120万(公式統計)を超える観客を動員した
異色コメディ。

抗争を避け山奥のお寺に逃げ込んだ5人のヤクザ(兄貴分と4人の
弟分)が、住職や修行僧たちと共同生活を送ることになった。



不信と反目を乗り越え、友情と信頼関係を結んだヤクザと修行僧が
力を合わせ、5人の命を狙う悪徳ヤクザを退治する。

ところで、「ヲタク」はこの映画をきっかけに、仏具用語をめぐる
日韓の違いについて学ぶことになった。



日本で一般に「木魚」と呼ばれている仏具は、韓国では「木鐸(목탁)」と
呼ばれており、正真正銘の「木魚(목어)」とは明確に区別されている。

韓国語学習者なら、知っておいて損はしない用語だろう。

■B형 남자친구  「B型の彼氏」 2005年   〇----
(483)



2005年、140万(公式統計)を超える観客を動員したコメディ映画。

気まじめなA型の女性とわがままなB型の男性が恋をし、破局の危機を
乗り越えながら、信頼と愛を育んでいくラブコメディ。

こうした映画が作られているところを見ると、韓国社会にも、
血液型による性格診断を信じる人々が一定、存在しているようだ。



(終わり)



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門司港国際ターミナル跡

2018年11月04日 |  ┗下関・門司港


△関門海峡に架る関門大橋

先日、門司港(北九州市)を訪れる機会があった。


△対岸には下関市の海峡夢タワー

時間が取れたので、久しぶりに、かつて国際フェリーターミナルとして
使われていた建物をのぞいて見ることにした。


△旧門司港国際フェリーターミナル

建物はそのまま残っているのだ。


△旧ターミナルの内部

閉鎖された建物の内部をガラス越しにのぞいて見ると、待合室には、
かつてをしのばせる案内表示が、そのまま残っていた。


△旧ターミナルの内部

「ヲタク」自身、この旧ターミナルを何度か使った経験があるだけに、
断片的にではあるが、往時のことが懐かしく思い出された。


△このフェンスの向こうでフェリーの乗り降りが行われていた。

いつの日にか、また、門司港-釜山航路が復活する日が来るの
だろうか?




(終わり)


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