11月15日(木)の今日、韓国では大学入学共通試験が行われた。
今年も、第2外国語領域で実施された「日本語Ⅰ」の問題に目を通して
みた。
韓国の高校で教えられている第2外国語のレベルは、おおざっぱに
言って、日本の中学英語レベル。
共通試験における第2外国語の試験は、全30問で50点満点。
ここでは、3問だけ紹介しておく。
毎年のことながら、試験問題に登場するイラストが、けっこう
おもしろい。真ん中に座った女の子は、見るからに迷惑そうである。
今年の試験には、九州関連の問題は1問もなかった。
しかし、広島風お好み焼きの話題が登場していた。
個人的には、関西風の方が好きな「ヲタク」ではあるが、決して
広島風が嫌いなわけではない。
韓国の日本語学習者にも、ぜひ、一度は食べて欲しい日本の食べ物
である。
韓国では、大学入学共通試験が終われば、世相は一気に年末に近づく。
こんな問題を見ると、「ヲタク」も、年末年始の連休が待ち遠しく
なってしまう。
(終わり)
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■미쓰 백 「(直)ミス・ベク」 2018年 〇〇〇〇-
(499)
2018年10月公開の新しい映画。児童虐待問題を扱った社会派映画で、
実話を元に映画的脚色が加えられている。
10年ほど前、1人の若い刑事が、男に傷害を負わせた高校3年生の
女子高生を逮捕する。
強姦しようとする男に抵抗したはずみの傷害事件だったが、男の父親の
社会的な地位が高かったため、施設育ちの女子高生には正当防衛も
認められず、殺人未遂の罪で有罪となった。
刑事は、事件以来、いろいろと女性の世話を焼くうちに、彼女を
愛するようになった。しかし、妻や母親になる自信もなく、何より
同情を嫌う彼女は、刑事の求婚を断り続けてきた。
△映画のポスターより
そんな女性が、偶然、街の一角で、継母と父親に虐待され、アザ
だらけになった1人の少女に出会う。
女性は、過去の自分にも似た、その少女を守る決心をする。
△映画のポスターより
実は、過去、女性が施設に預けられた原因は、うつ病にかかった
母親からの虐待にあったのだった。
女性は、刑事の助力を得ながら、ついに少女を虐待の生き地獄から
救い出す。
△映画のポスターより
そして、映画は、女性と刑事と少女がいっしょに暮らす生活を
予感させながら終わる。
なかなか見ごたえのある映画だった。
ところで、この映画では、刑事役の男優(イ・ヒジュン)が、実に
いい味を出していた。
彼の慶尚道方言が、ソフトでありながらも、あまりにも自然、かつ
リアルだったので、気になって彼の経歴を調べてみた。
やはり、と言うべきか。彼の生まれは大邱(慶尚北道)、出身高校は
大邱の嶺南高校、おまけに出身大学も大邱近郊の嶺南大学だった。
(終わり)