福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓国映画と郵便局員

2021年06月10日 |  ┗注目女優
여자, 정혜  「女、ジョンヘ」 〇〇〇--
(1443)



2005年に公開された異色のラブロマンス。

高校生だった頃、親戚の中年男に性的暴行を受け、心に
深いトラウマを抱えて生きている郵便局員の女性が主人公。


△主人公を演じた女優はキム・ジス

事件からおよそ10年がたった頃、彼女はカバンにナイフを
忍ばせ、親戚の男の元を訪ねる。

しかし、結局、彼女は男を刺すことはできず、お互い
無言のまま別れた後、彼女はただただ泣き崩れた。

その後、そんな彼女の心の傷を癒してくれるに違いない、
誠実で優しい男との交際が始まろうとするところで、
映画は終わる。

なかなか見ごたえのある映画だった。


(終わり)

韓映画とほら吹き男爵

2021年06月10日 |  〇映画・映画音楽
ここ2、3年、韓国映画にハマっている「ヲタク」。

韓国映画を見ることで、映画を楽しみながら韓国語や
韓国事情の学習ができることはもちろん、広く社会
勉強もできるので、「ヲタク」自身、今の状態に
けっこう満足している。

先日、インチョンを舞台にしたノワール風サスペンス
「悪人がいっぱい」(鑑賞番号102)を再鑑賞した
折りにも、「ミュンヒハウゼン症候群」なる精神病理に
ついて少し学んだ。

前回の鑑賞では、おそらく聞き流した専門用語である。

物語の中で、保育園の園長であり、物語の裏の主人公
である美形の悪女は、自らの目的達成のためになら、
平気でウソもつくし、場合によってはテンカン病の
発作のふりまでする。


△園長の秘密を証言する保育士

しかし、彼女の元で働く保育士の女性は、彼女の病気が
「仮病(꾀병)」であることを見抜いており、主人公に
証言してくれた。しかも、上述のミュンヒハウゼン症候群
なる専門用語まで使いながら。

それでも、主人公の男は、園長の女性の真の恐ろしさを
見抜くことができず、食事(中華街の餃子)の約束を
すっぽかされたあげく、帰途、彼女の放った2人組の
刺客に刺されてしまう。


△最大の悪人は悪徳社長の1人娘だった

映画は、主人公の生死をぼかしたまま、園長の不敵な
笑みを映しながら終わる。

韓国映画は、サイコを描くのが非常にうまい。


(終わり)