福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓映画とホコリの癒し

2021年06月20日 |  〇映画・映画音楽
더스트맨  「ダストマン」 〇〇〇〇-
(1452)



2021年に公開されたインディーズ系の社会派ドラマ。



友人の死をきっかけに心を病んでしまい、ホームレス
生活をしている青年が主人公。



その彼が、激しい黄砂に見舞われる街の片隅で、車や
廃屋、廃品に積もったホコリをキャンバスに、指で
絵を描き始める。



青年は、無価値と見なされている、はかないホコリたちに
短いながらも美しい生命を与える行為に没頭する中で、
徐々に癒されていく。

やがて、彼は、ホームレス仲間の障がい者青年とともに
新しい生活に挑む意欲を取り戻す。

なかなか見ごたえのある映画だった。


(終わり)

固まるチャジャン麺

2021年06月20日 |  ┣銀幕のチャジャン
韓国映画に登場するチャジャン麺(韓国式ジャージャー
麺)の中には、湯がいてからある程度時間が経ち固まって
しまった麺を、まれに目にすることがある。

例えば、2006年に公開された「花嫁はギャングスター3」
鑑賞番号447)の場合。


△チャジャン麺を食べる主人公ら3人

この映画には1度だけチャジャン麺が登場する。


△固まった麺は、ほぐすのに手間がかかる

そして、その時、登場した3皿のチャジャン麺のうち、
なぜか2皿のチャジャン麺の麺が固まっていた。

湯がいてからかなり時間が経った麺だったのだろう。店の
営業姿勢に問題があることを伺わせる、何とも細部に
こだわった描写である。



(終わり)

恋するチャジャン麺

2021年06月20日 |  ┣記録のチャジャン
韓国映画とチャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)の関係を探る
ブログ主の旅は、まだまだ終わらない。

今回、取り上げる作品は、2003年に公開されたヒット作「花嫁はギャング
スター2」(鑑賞番号427)。

この作品では、大田市の中華料理店が物語の主要な舞台になっていた。


△「生きる伝説」と呼ばれる女ヤクザはハサミ使いの達人

ソウルでの抗争途中、事故で記憶を失った主人公の女ヤクザが、2年間
あまりを店員として過ごした店が、その中華料理店だった。


△主人公のバイクと出前箱の色はピンク

ただし、この映画では、チャジャン麺という料理自体に対する愛着は、
ほとんど感じられなかった。


△チャジャン麺を吐き出すスパイ

そればかりか、対立組織のスパイが、驚いた拍子に口から食べかけの
チャジャン麺を吐き出すなど、嫌悪感をもよおすようなシーンまであった。

それでも、彼女に恋心を抱く写真館の青年が、長い時間、店に居座り
続けるために食べた料理は、やはりチャジャン麺しかなかった。


△恋するまなざしで彼女に5杯目を注文する写真館の青年

彼は、この時、5杯のチャジャン麺を平らげ、恋の力を証明してみせた。

ところで、1度に5杯のチャジャン麺、と言えば、過去のブログ主の韓国
映画観察史上、第3位の記録にあたる。

同数の6杯で1位タイを占める上位2作品(1位1位)に続く、実に堂々たる
記録である。

ちなみに、第4位は1度に3杯のはずである(1人4食は参考記録)。


(終わり)