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福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

田園の中でチャジャン麺

2022年02月01日 |  ┣銀幕のチャジャン
目下、ブログ主が1人で盛り上がっている「チャジャン麺週間」の
第9作目の鑑賞作品は、「パパロッティ」(鑑賞番号443)。


△注文があれば高校の校庭のベンチにまでチャジャン麺を届ける配達夫

慶尚北道のある芸術系高校を舞台に、ナイトクラブの用心棒
(暴力組織の中間幹部)出身の青年が、著名なテノール歌手へと
成長していく過程を描いた青春ドラマ。


△店の名は中華らしく「만리장성(万里長城)」

実話をもとに創作された涙腺刺激型の映画だ。


△ベンチでチャジャン麺を食べる音楽教師

この映画ではまず、映画の序盤に、青年の生涯の師となる
音楽教師が、学校の校庭で出前のチャジャン麺を食べる
シーンがあった。


△音楽教師はチャジャン麺好き

同じ時、別のベンチで主人公青年も同じ出前のチャジャン麺を
食べていたのだが、この時はまだ2人とも、その後彼らに訪れる
波乱万丈の日々を知らずにいた。


△テノール歌手を夢見る青年もチャジャン麺好き

そして、チャジャン麺2度目の登場。


△どこへでも出前を届ける配達夫

映画の終盤、高校を卒業する青年がイタリア留学へ旅立つ前、
恩師と2人で出前のチャジャン麺を食べるシーン。


△田園の農道に停めた車でチャジャン麺を食べる師弟

場所は、なぜか緑の田園地帯のど真ん中。


△農道をバイクで走る配達夫

韓国映画を見る限り、韓国では食べたい時に食べたい場所で、
好きなようにチャジャン麺の出前が取れる。

ただし、これは真に受けない方がよさそうだ。


(終わり)

釜山方言でチャジャン麺

2022年02月01日 |  ┣銀幕のチャジャン
바람 「風」 〇〇---
(1574)

  

2009年に公開された学園ドラマ。プサンの男子商業高校を
舞台に、校内の非公認(不良)グループ「モンスター」に
加入した主人公少年の痛みを伴った成長記。

上下関係や規律に厳しいグループを通じて成長する少年たちの
姿を、温かい視線で描いた映画だ。

ブログ主が「チャジャン麺週間」の第8作目に選んだ未見の
映画でもあった。


△映画のオープニングシーン

この映画では、映画のオープニングから、いきなりチャジャン麺が
登場し、ブログ主を面食らわせた。


△ソースが真っ黒のチャジャン麺

プサン・ソミョン(西面)の中華料理店で、主人公少年ら
1年生のグループ加入を歓迎し開かれた食事会のシーンだった。


△食事会は、「モンスター」の新入メンバー歓迎会だった

主人公が属したグループは、通常の体育会系サークルの
ようでもあり、成人暴力組織のひよこ版のようでもあった。

タバコを吸ったりお酒を飲んだりはするが、彼らの活動の
中心は、高校生同士の揉め事の仲裁や仲間内での助け合いに
あった。決して、級友からお金を脅し取ったり、弱い者いじめを
するような卑怯なマネはしない。


△チャジャン麺を完食後、からになった食器

高校卒業後、本職の暴力組織に加わる者もいない。

主人公も、高校卒業後、普通にソウルの大学に進学し、大人
へと続く成長の歩みを続けて行った。

この映画が、一昔前の韓国の高校生の実態をどれほど正確に
描いているのかは知らないが、物語の展開が地味なわりには、
けっこう引き込まれてしまった。



(終わり)