福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

激怒のチャジャン麺

2024年02月12日 |  ┣銀幕のチャジャン
반도에 살어리랏다   「半島にて生きなむ」 〇〇〇〇〇
(1992)



2018年に公開された、ブラックコメディ風の成人向けアニメ映画。

主人公はソウルの大学で演劇を教える46才の時間講師。家族は、妻と
子ども2人。教授採用と連続テレビドラマ出演の話が同時に舞い込み、
幸せな二者択一の悩みを抱えたのもつかのま、ドタバタ劇の末、結局、
ドラマの話も教授の話も泡のように消えたあげく、妻は主人公と問題児の
息子を残し、長女を連れ家を出て行ってしまう。

懸命に生きているのに、全てが裏目裏目に出てしまい、幸せは遠のいて
行くばかり・・。それでも、前を向いて生きて行くしかない中年男の
悲哀と意地が、うまく描かれていた。


△「あれ?ないな..」

なお、この映画では、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャー
ジャー麺)が、おそらく2度、登場した。


△「昨日、チャジャン麺たべたのにな..」

1度目は、息子が引き起こした問題の後始末の件で主人公に激怒した妻
(慶尚道方言話者)が、即席チャジャン麺の袋を主人公めがけて連続して
投げつけるシーン。


△いきなりチャジャン麺の袋麺らしきものを投げつけられた主人公

袋には商品名どころか、文字もない。


△「喰え!」

シーンの流れから、即席チャジャン麺の袋であることに、ほぼ間違いは
ないが、もしかすると違っているかもしれない。


△「喰えよ!このろくでなし!」

そして、2度目のシーン。

実は、こちらも即席チャジャン麺である確証はない。


△妻と長女が家を出て行き、生活がすさむ主人公と即席チャジャン麺(赤囲み)

しかし、物語の流れと、スープがなく麺が露出した様子から、ブログ主は
鍋の中の料理を、即席チャジャン麺と判断した(判断したかった?)。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

哀愁の中年男には、自分でつくる即席チャジャン麺がよく似合う。


(終わり)