福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

釜山草梁出身の大女優

2024年04月01日 |  ┗注目女優
3일의 휴가   「3日間の休暇」   〇〇〇--
(2023)



2023年に公開されたファンタジー映画。

慶尚北道金泉を舞台に(実際の撮影場所は江原道チョンソン郡)繰り広げ
られる、1人娘と今は亡き母親との魂の和解を描いたファンタジー。

娘は、アメリカの名門大学に留学した後、同大学の数学科で教授職を得る
など成功したものの、確執を抱えたままだった母親の死に目には立ち会う
こともできなかった。やがて、メンタルを病み、大学を休職した娘は
故郷に戻り、母親の残した食堂を臨時的に再開させ、休養生活を送って
いた。一方、母親は天国から3日間の休暇をもらい、娘の様子を見に来た。
紆余曲折の末、娘は母親のゴーストの存在には一切、気が付かないまま、
あくまで夢の中で母親との和解と真実の別れを経て、アメリカに戻る。


△天国からこの世に降りてきた母親役を演じた女優はキム・ヘスク

この映画では、母親を演じた女優キム・ヘスクの実に自然で情感豊かな
慶尚道方言に感銘を受けた。

キム・ヘスクと言えば、「국민 엄마 (国民のお母さん)」とのニックネーム
まで持つ有名女優。ブログ主自身、これまでも、彼女が出演した映画は
数知れず見てきてはいたが、彼女の慶尚道方言に触発され、彼女の出身地に
関心を持ったのは、この映画が初めてだった。

調べてみると、やはりと言うべきか、彼女はプサンの出身だった。しかも、
草梁洞(プサン市東区)。草梁洞は、ブログ主の妻の出身地でもあり、
ブログ主と最も縁の深い韓国の町だ。

彼女の話す慶尚道方言にブログ主の耳と心が知らず知らずのうちに反応
したのも、至極、当然のことだったのだ。

もし逆に、彼女の話す慶尚道方言に何も感じなかったとすれば、それは、
ブログ主夫婦の関係性に深刻な問題があることを意味するだろうし、これ
までブログ主が学んできた(接してきた)韓国語が、全くのニセ物だった
ということにもなるだろう。

韓国映画はブログ主にとって、もはや単なる外国映画ではないのである。


(終わり)

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