韓国映画と変態の勝利

■삼양동 정육점　「ソウル三陽洞の肉屋」　〇〇－－－　　
（１０７４）



1999年に公開された異色の恋愛ドラマ。


△主人公は時計屋の女性。微妙に片瀬那奈に似ていた。（映画より）

ソウルのサムヤン（三陽）洞の商店街を舞台に、
肉屋の青年の求婚を受け入れることにした時計屋の
女性に降りかかる悲劇を描いている。


△彼女の人生は男たちに無茶苦茶にされる（映画より）

その悲劇とは、青年を含む4人の男たちの純情や
狂気、さらには犯罪を含む変質的欲望が作り出す
もので、全く現実離れしてはいるが、物語の展開には、
そこそこ引き込まれた。


△主演女優はナ・ヨンソ（映画より）

それにしても、最後の最後に精肉店を手に入れ、
勝利を収めるのが、薬屋の変態青年だったこと
には驚いた。


△最後に勝利を収め、ほくそ笑む変態男（映画より）

いくら映画でも、こんな話があっていいのか！？

全く救いようのない映画である。

せめて映画の終了後（？）、何としても変態青年の
全ての犯罪が暴かれ、女性が、変態青年ではなく、
不器用でも誠実な肉屋の青年と結ばれることを祈る
しかない。



（終わり）