福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

元ドラマー部長の退職

2022年12月20日 |  〇映画・映画音楽
브라보 마이 라이프 「ブラボー・マイライフ」 〇〇〇--
(1755)



2007年に公開されたサラリーマンドラマ。

若い頃は米軍基地やナイトクラブで演奏するバンドでドラマーを
やっていた某商社の窓際部長が定年退職を目前にして、腹黒専務の
不正の責任を押し付けられそうになる。

一旦は、再就職先の紹介と引き換えに汚名をかぶり処分を受け入れる
決心をした部長だったが..。


△バンド経験のある同僚や警備員たちが部長の退職を盛り上げた

結局、気のいい部下たちや取引相手、そして平社員だった頃、
サウジアラビアで苦楽を共にした社長らに助けられ、無事、汚名を
返上し、社内の退職記念コンサートに臨むことができた。

ブログ主の趣向には合わない映画だったが、物語の展開にはそこそこ
引き込まれてしまった。


(終わり)

ビニールハウス住宅

2022年12月19日 |  〇映画・映画音楽
유포자들   「拡散させる者たち」 〇〇〇〇〇
(1754)



2022年に公開された犯罪ミステリー映画。

芸術系高校で映画や映像制作について教えている高校教師が、違法に
収集したプライベートな性的動画をネタに人々を脅迫する犯人を
突き止め、逮捕に追い込む物語。

物語の展開に関する解説は控えるが、非常に見ごたえのあるミステリー
映画だった。


△親友の家を訪ねる主人公

物語の本筋とは無関係ながら、この映画で印象に残ったのは、主人公の
親友が住んでいたビニールハウス住宅。


△親友の家はビニールハウス住宅

映画でこのビニールハウス住宅を目にするのは久しぶりだった。


△親友はスマホを販売するかたわら、データの復旧などを行っている

さらにもう一つだけ、印象に残ったシーンを挙げるとするなら、
住宅街の街角に設置されていた「古着回収ボックス」。


△街角に置かれた「衣類回収ボックス」

韓国語では、セリフの中で「헌옷수거함」と呼ばれていた。


△古着を回収する業者

ブログ主の住む街にも欲しいボックスである。


(終わり)

韓国映画と潜水艦副長

2022年12月18日 |  〇映画・映画音楽
데시벨    「デシベル」 〇〇〇--
(1753)



2022年に公開されたアクション映画。

訓練途中の潜水艦で、乗組員の半数の生命が失われる深刻な事故が
発生する。その事故の真相を隠蔽した軍上層部に対して、1人の
元乗組員が複数の爆弾テロを企てる。テロを阻止するために活躍
したのが事故を起こした潜水艦の元副長(副艦長)。


△潜水艦の副長(海軍中佐)を演じたのはキム・レオン

元副長を演じたのは、人気俳優のキム・レオン。

ブログ主の趣向には合わない映画だった。


(終わり)

日韓共用カレンダー

2022年12月17日 | 【日常の韓国】


博多港でコンテナ貿易に関わる仕事をしている長女が、関係企業である
カメリアラインから、来年のカレンダーをもらったとのことで、さっそく、
ブログ主にプレゼントしてくれた。



いわば日韓共用のカレンダーである。



ブログ主が初めて目にするタイプのカレンダーだ。



来年は、このカレンダーを我が家のカレンダーとして使わせてもらう
つもりである。

(終わり)

白菜キムチに感心

2022年12月17日 | 【日常の韓国】


某日土曜日の夕方、労組関係の用事で福岡市を訪れたついでに、香椎に
暮らす長女を誘い、2人でお好み焼きを食べに行った。



さいわい(?)、店のメニューにはブログネタになる韓国料理もあった。



白菜キムチを注文したのだが、珍しく、海苔と胡麻がまぶされてあった。
ちょっとした工夫だが、これには感心させられた。



お目当てのお好み焼きも実に美味だった。


(終わり)

誤解と偏見では?

2022年12月17日 |  〇4言語表示等


福岡市東区にある某大型ショッピングモールに入った折りのこと。

トイレの中に貼ってある4言語の注意書きに、またもや、おかしな
イラストを見つけてしまった。特に赤囲みの2つだ。

実態として、いわゆる洋式トイレを正しく使えない「未開」の
人たちが、そんなにたくさん日本にやってきているのだろうか?

ブログ主は、この種のイラストの背景に、外国人観光客(特に
アジア系)に対する「誤解や偏見」が潜んでいると思えてならない。

(終わり)

現代韓国の下宿事情

2022年12月16日 |  〇映画・映画音楽
하숙집 오!번지  「下宿アパート GO!番地」 〇----
(1752)



2022年に制作された同性愛ラブロマンス。

ヨンイン(龍仁)市の5番地・下宿アパート(個室、賄い付き)を
舞台に繰り広げられる、同性愛者の青年3人の三角関係を描いた映画。
ちなみに3人のうち2人は、大学の日本語・日本文学科の先輩、
後輩の間柄。

ブログ主の趣向にも性的指向にも合わない映画だったが、例によって
韓国語と韓国社会の学習と割り切り、何とか最後まで鑑賞した。


△現代風賄い付き下宿アパート。部屋は4畳半程度の個室。

この映画では、実際に存在する、主に大学生が入居する現代風の
賄い付き下宿アパートの実情の一端をうかがい知れたことが、一つの
収穫だった。


(終わり)

少年の口元にソース痕

2022年12月15日 |  ┣銀幕のチャジャン
스카우트 「スカウト」 〇〇〇〇-
(1751)



2007年に公開されたコメディタッチの社会派ドラマ。

光州事件の悲劇を背景に、後に「韓国の至宝」とまで呼ばれる高校球児
宣銅烈(ソン・ドンヨル)投手の獲得をめぐり、延世大学のスカウトの
男が繰り広げる失敗劇と悲恋の物語を描いた「99%フィクション」
(冒頭の説明文)の映画。

結果的に宣選手獲得よりも女性への愛を優先させ、光州事件に
巻き込まれてしまった男が女性と結ばれない結末は、ブログ主の
期待を大きく裏切った。

かろうじて、男が生きのびていたことと、彼女の心の中に美しい
思い出として男が生き続けていることには救いを感じた。

なお、この映画にはブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国風
ジャージャー麺)が、直接、登場することはなかった。


△何を食べているのか、料理は一切、画面に映らなかった

それでも、主人公が小学校の校庭で食事(おそらく出前)をごちそう
してあげた小学生の口元に、ごく微量のチャジャンソースが付いて
いたシーンを、ブログ主は見逃さなかった。


△小学生の口まわりには微量のチャジャンソース

この小学生が、チャジャン麺を食べた確率は99%以上と見てよい。


△男は女性の大学の先輩で一時期は恋人同士だった

また、主人公の男と女性の会話シーンで、印象に残るチャジャン麺
関連のセリフもあった。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

韓国映画の中には、チャジャン麺を直接、目で見なくても、心で
感じながら見る映画もある、ということだ。



(終わり)

韓国に適応する努力

2022年12月14日 |  ┣銀幕のチャジャン
■설화 이야기  「ソルファ(雪花)の話」 期待値〇〇〇〇〇
(仮番号1750)

2019年マドリード映画祭でベスト短編映画賞を受賞した作品。
脱北女性のソルファと韓国人青年の恋物語を描いた短編映画だ。


△アパートのドアに貼られた中華デリバリーのミニチラシを見る女性

韓国社会に溶け込むために韓国人が好んで食べているチャジャン麺
(韓国風ジャージャー麺)を食べ始めた1人の孤独な脱北女性が、
10年の刑期を終えて社会復帰し、中華の配達夫をしている男性に出会う。


△男性が配達したチャジャン麺を受け取った女性

彼もまた、10年間ですっかり様変わりしてしまった韓国の街に
溶け込むため、以前、目にしたこともなかったコーヒーショップの
ドリップ式コーヒーを飲むことを日課にしていた。


△過去の過ちの原因ともなった酒を断ち、生き直すことを心に誓った男

それぞれ全く異なった理由で社会的に孤立した若い男女が、お互いに
惹かれ合い、恋が始まる。


△江原道ソクチョ(束草)の海岸で本格コーヒーを飲みながら語り合う2人

残念ながらブログ主はこの映画の全編を見れていないので、2人の
恋の結末はわからない。ブログ主としては、おだやかにこの恋が実り、
2人の人生に新しい希望や勇気を生み出して終わることを期待する
のみである。

とりあえず、この映画にチャジャン麺が登場することは間違いない
ので、一旦、暫定的に記録に残しておくことにした。


(終わり)

訳ありのチャジャン麺

2022年12月13日 |  ┣銀幕のチャジャン
녹색의자   「緑の椅子 2003年版」 〇〇---
(1749)



2003年に制作された成人指定のちょいエロ恋愛ドラマ。

32歳の既婚女性と19歳の青年の危険な恋を、赤裸々に描いた問題作だ。

ブログ主の趣向には全く合わない映画だったが、ブログ主こだわりの
チャジャン麺(韓国風ジャージャー麺)は、1度だけ登場してくれた。


△いっしょにチャジャン麺を食べる不倫カップル

2人がホテルのベッドで出前のチャジャン麺を食べるシーンだった。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

韓国映画の中に登場するチャジャン麺を追い続けるブログ主の旅は、
わけありカップルのベッドにまで及ぶのである。


(終わり)

教師は何を食べている?

2022年12月12日 |  ┣銀幕のチャジャン
青少年問題を扱ったシリアスなドラマ映画「君のせいじゃない」
鑑賞番号913)を、久しぶりに再鑑賞した。

この映画では、主人公の高校教師がシンナー依存症に苦しむ
高校生と食事するシーンに、ブログ主こだわりのチャジャン麺
(韓国風ジャージャー麺)が登場した。

△はたして教師は何を食べているのか?

このシーンで、生徒が食べているのはチャジャン麺で間違いないが、
気になったのは教師が食べていた麺料理。

一般的にスープが赤い韓国風チャンポンにしては麺が白すぎるので、
もしかすると「울면」(韓国風五目麺)なのかもしれない。

チャジャン麺にこだわるあまり、他の韓国式中華にもついつい関心が
向いてしまうブログ主である。


(終わり)

度肝抜くチャジャン麺

2022年12月11日 |  ┣銀幕のチャジャン
신의 아들   「神の息子」 〇----
(1748)



1986年に公開された漫画チックなボクシング映画。

交通事故で瀕死の重傷を負いながら、元韓国チャンピョンのボクサーから
心臓と目の提供を受け命をつないだ孤児院出身の青年がボクシングを始め、
世界チャンピョンにまで登りつめる。しかし、試合終了と同時に失明して
しまう。すると、今度は元韓国チャンピョンの妹で主人公を献身的に
支えてきた女性が、主人公に自分の両目を提供する..。

ストーリーの展開があまりにも極端すぎて、全く感情移入のできない
映画だった。

ただし、この映画のチャジャン麺(韓国風ジャージャー麺)シーンには
度肝を抜かれた。


△山盛りの麺をかき混ぜる主人公

主人公の皿に盛られた麺の量が尋常ではなかったのだ。


△80年代のチャジャン麺はソースが茶色っぽい

これぞ正真正銘の「山盛り」である。


△豪快にチャジャン麺を口にする主人公

おそらくは、1980年代と言う時代背景もあってのことなのだろう。


△おまけに女性のチャジャン麺まで食べてしまう大食漢の主人公

このシーンばかりは、チャジャン麺ウォッチャーであるブログ主の
目を大いに喜ばせてくれた。

その意味では感謝の1作である。


(終わり)

ふりふりチャジャン麺

2022年12月10日 |  ┣銀幕のチャジャン
스텔라  「ステラ」  〇〇〇〇〇
(1747)



2022年に公開された人情コメディ。


△長い間、実家の倉庫で埃をかぶっていた現代自動車ステラ(87年式)

ソウルの自動車金融会社で取り立て屋をしている男(忠清南道出身)が、
タクシー運転手だった亡父の魂が乗り移ったスクラップ同様の車と
ともに繰り広げる、笑いあり涙ありのファンタジックな人情ドラマだ。

最後にはオンボロ車とともに主人公自身も人として生まれ変わり、
再出発して終わる、実に見ごたえのある娯楽映画だった。

この映画にも、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国風ジャー
ジャー麺)が、しっかり登場してくれた。


△出前のチャジャン麺を食べる幼なじみの母親と主人公

チャジャン麺の食事シーンが2度、登場したのだが、両方とも
チャジャン麺好きの老人からのもてなしだった。


△幼なじみの行方を追っていた主人公

1人目は主人公の幼なじみの母親。幼なじみは、主人公から運搬を
任された高級車のランボルギーニを勝手に売り飛ばそうとして詐欺に
遭い、主人公を絶体絶命の窮地に追い込んだ張本人だった。


△チャジャン麺を食べる酪農家の老人と主人公

2人目は、たまたま、タクシーと間違えて主人公の車に乗り込んで
きた1人身の酪農家の老人。


△妻を亡くし1人暮らしの酪農家

物語の本筋とは無関係ながら、主人公は、この老人に幼なじみの
母親を紹介しようとした。


△お皿ごとチャジャン麺を揺さぶり麺とソースを絡める幼なじみの母親

2人ともチャジャン麺が好きで、何より、出前で届いたチャジャン麺を
ラップがかかったまま皿ごと強く揺さぶり、麺とソースを絡める、と
いう共通のクセを持っていたのだ。


△チャジャン麺のお皿を揺さぶる酪農家の老人

果たして、チャジャン麺好きな2人の老人の縁は結ばれたのだろうか?

どうでもいいことではあったが、今だに気になっている。


(終わり)

屋上のチャジャン麺

2022年12月10日 |  ┣銀幕のチャジャン
 샘   「初恋のセム」 〇〇〇〇-
(1746)



2018年に公開されたファンタジックな青春コメディ。

事故の後遺症で人の顔を見分けることができなくなってしまった
劇作家志望の青年が、ソウルの大学に通う小学校時代の初恋相手、
セム(「泉」の意味)を探すために上京する。そして、友人の
アパートに居候し、様々な経験を重ねながら、思い出の中のセム
ではなく、本当の意味で彼の人生にとって砂漠の中の泉のような
女性にめぐり合う物語。


△出前箱にはなぜか「いらっしゃいませ」の日本語

この映画では、主人公がソウルで中華の配達夫のバイトを見つけた
関係で、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国風ジャージャー麺)も
何度か登場した。


△抱き合うカップルに戸惑う主人公

しかも、それぞれが実にユニークな登場の仕方だった。


△1度だけアップで登場したチャジャン麺

ある日は、大学の教室で抱き合っていちゃつく男女にチャジャン麺を
配達した。


△大学の教室にも当たり前のように配達

また、ある日は、大学の校舎の屋上にまでチャジャン麺を届けた。


△大学校舎の屋上にまで配達

そうかと思えば、ある日は、急な階段を昇り、母の帰りを待つ
子どもにもチャジャン麺を届けてあげた。


△子どもにチャジャン麺を届けた後、階段の上で休憩する主人公

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。


△自分の書いた脚本を練習する学生らにチャジャン麺を届ける

食べるにしろ届けるにしろ、韓国の青春映画にチャジャン麺は
付きもののようだ。


(終わり)

韓国映画と4組の母子

2022年12月10日 |  〇映画・映画音楽
모자산책   「母子の散歩」 〇〇---
(1745)



2022年に公開された異色のドラマ映画。

江原道カンヌン(江陵)市でペンションを経営している母親と息子。
国語教師だった亡き母親とコメディアンの息子。息子といっしょに
カンヌン名物の豆腐鍋を食べに来た母親と息子。ネットの自殺サイトで
出会い2人で自死するためにカンヌンで落ち合ったID「カアサン」の
青年とID「ムスコ」の女性。



4組の全く無関係な「母子」たちの人生が1軒のペンションで交差し
ながら繰り広げられるオムニバス的なヒューマンドラマ。

ブログ主の趣向には合わない映画だったが、物語の展開にはそれなりに
引き込まれた。

(終わり)