福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

財閥家娘婿の破滅

2022年12月09日 |  〇映画・映画音楽
자백   「自白」 〇〇〇〇〇
(1744)



2022年に公開された犯罪ミステリー。スペイン映画(英語題名)
The Invisible Guest」 のリメイク作品だ。

財閥の末娘と結婚し、将来を嘱望されている野心家の男が、不倫を
きっかけに破滅していくまでの物語。失踪した息子を探し続ける
夫婦と警察の強い執念が、最後の最後に報われる物語でもある。


△最後のどんでん返しで破滅する財閥の娘婿を演じたのはソ・ジソプ

よく作られた、非常に見ごたえのあるミステリー映画だった。

(終わり)

脱北カメラマンの失恋

2022年12月08日 |  〇映画・映画音楽
결혼사진  「結婚写真」 〇〇〇〇-
(1743)



2021年に制作された悲恋のドラマ映画。

韓国で結婚することを誓い合って別々に脱北し韓国に入国した
平凡な男女が、悪徳ブローカーの詐欺に翻弄され、お互いに連絡が
取れなくなってしまう。

ブローカーから恋人が北の教化施設で死亡したと伝えられた女性は、
韓国定住後4年の歳月が過ぎる頃、誠実な韓国人男性と恋をし、結婚
することに。

ところが、結婚式を前に、偶然、元恋人がソウルで暮らしながら、
まだ自分を待っていることを知った女性は、悩んだ末、知人を通じ、
自分が事故で死んだと元恋人に伝えてもらう。元恋人にも新しい
人生を送ってほしいと願ってのことだった。


△女性の結婚式で再会した2人

しかし、残酷な運命のいたずらから、写真館のカメラマンになって
いた元恋人が、彼女の結婚式の写真撮影を担当することに。


△2人だけが知る思い出のぬいぐるみの写真で涙の女性を笑わせた元恋人

2人が見知らぬふりをしながら、お互いの幸せを祈って別れるシーンには
涙腺を刺激されてしまった。主人公男女が美男美女ではなかったところが、
逆にブログ主の物語への感情移入を深めたようだ。

なかなか見ごたえのある悲恋と再出発の物語だった。


(終わり)

韓国映画と釜山タワー

2022年12月06日 |  〇映画・映画音楽
심야카페  「深夜カフェ」 〇----
(1742)



2022年に公開されたファンタジック・ラブロマンス。

プサンで警察官をしている主人公女性が結婚式を迎えた日、突然、
新郎が失踪してしまう。新郎の行方を捜す主人公は、異なった時間を
生きる人々が集う不思議な深夜カフェにたどり着き、そこで5年前を
生きる新郎を見つける。

そして、無事、同じ時間に生きていけるようになるまでの物語が
展開される。


△映画に登場した釜山タワー

ブログ主が見知ったプサンがたくさん登場したのはうれしかったが、
肝心の物語の展開には全くついていけなかった。

また、主人公男女が標準語を話していた点は、いたし方がないこと
とは理解するものの、プサンファンのブログ主を白けさせた。


(終わり)

韓国映画と慶尚道の男

2022年12月05日 |  〇映画・映画音楽
통영에서의 하루  「統営での1日」 〇〇〇--
(1741)



2022年に公開された癒し系のヒューマンなドラマ映画。

ソウルでの仕事と生活に行き詰った女性が、慶尚南道統営市
戻って結婚した職場の元先輩女性を訪れ、ともに1日を過ごす。

そして、先輩家族の飾らない温かさや美しい自然に癒されながら、
新たな意欲と希望を取り戻す。

この映画では、1人の脇役男性が印象に残った。主人公と先輩家族の
統営見物に同行した造船所勤務の独身男だ。


△独身の美しい主人公に自分を売り込もうと必死の慶尚道男

閑麗水道を背景に記念撮影を頼まれた主人公のスマホカメラに
無理やり自分の顔を写し込む、その無神経な押しの強さが、意外と
新鮮だったのだ。(やんわり主人公に抗議され、主人公1人の
写真も撮ってはあげたものの..)


△男の意図は見事に大成功(?)

なぜか、憎めないキャラクターの男だった。


△先輩は日本のタレント、いとうあさこにそっくりだった

なお、この映画にはマイルドながら慶尚道方言もたくさん登場する
ので、慶尚道方言に関心のある韓国語学習者には、おすすめの1本だ。


(終わり)

笑顔が魅力的な女優

2022年12月04日 |  ┗注目女優
사이 : 여우비 내리다  「あいだ:天気雨が降る」 〇〇〇--
(1740)



2014年に制作されたファンタジックな短編の恋愛映画。

住宅街で小さなコーヒーショップを始めた青年が、天使のような
女性に一目惚れし、恋へと発展していく物語。


△笑顔が魅力的な主演女優はハ・ヨンス

この映画では石垣の隙間に咲いた花が、2人を結びつける重要な
役割を果たした。


△石垣の隙間に咲いた花

花の名前は「양지꽃(キジムシロ)」。


△女性との思い出の花が雨に打たれないように、青年は傘をさした

ある雨の日、青年はこの花に傘をさしてあげたのだが、その優しさが
女性のハートを射抜くことになった。

中高年のブログ主でさえ、夢を見ているような気持にさせてくれる
短編映画だった。


(終わり)

記者だってチャジャン麺

2022年12月03日 |  ┣銀幕のチャジャン
薄幸の美女による悲しい復讐劇「夜関門 」(鑑賞番号1040)を、
久しぶりに再鑑賞した。

この映画にも、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国風ジャー
ジャー麺)が、しっかり登場してくれた。


△資産家の老人の自死に疑問を抱いた記者(右)

老人の死に疑問を感じている雑誌記者の男が、雑誌社の男と老人の
死をめぐる事件性について語り合うシーンだった。


△物証を要求する雑誌社社長(左)

チャジャン麺をすすり上げるズルズル音が、いやが上にも臨場感を
高めてくれていた。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

韓国映画の中にチャジャン麺の姿を追うブログ主の旅は、同時に
チャジャン麺をすすり上げる音を耳で追う旅でもある。



(終わり)

チャジャン麺ミニカップ

2022年12月02日 |  ┣銀幕のチャジャン
내 생애 최악의 남자「わが生涯最悪の男」 〇〇---
(1739)



2007年に公開されたラブコメディ。GYAOを通じて鑑賞。

結婚式を済ませた男女が、婚姻届けを出す前に離婚してしまい、
長いドタバタ劇の末、最終的に再び結ばれるまでの物語。

ブログ主の趣向には全く合わない映画だったが、2人のアパートの
キッチン棚の中にインスタントのミニチャジャン麺を見つけた時は、
率直にうれしかった。


△青囲みの中にチャジャン麺のミニカップ麺

チャジャン麺(韓国風ジャージャー麺)に強く執着しているブログ主は、
一旦、このシーンを静止画像にした上で、棚の隅から隅まで舐める
ようにして商品を確認して行った。


△商品は農心の「짜장범벅」(現在は名称が変更され「짜파게티 범벅」)

すると、やっぱりあるではないか。

見つけたミニカップ麺の商品名は「짜장범벅」(チャジャンまみれ)。

ブログ主の記憶が正しければ、韓国映画の中でこのタイプのカップ麺を
目にするのは、これが初めてだった。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

かつて見たことのない新しいチャジャン麺との出会いに、陰気な悦びを
感じたブログ主だった。


(終わり)

教室に届くチャジャン麺

2022年12月02日 |  ┣銀幕のチャジャン
달콤한 거짓말  「甘い嘘」 〇〇〇--
(1738)



2008年に公開されたラブコメディ。

記憶を喪失したふりまでしてイケメン男に接近した主人公の女性が、
ドタバタ劇を通じて、幼なじみの青年が自分に向け続けてくれた純な
恋心の大切さに気づかされて行く物語。

この映画にも、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国風ジャー
ジャー麺)が、しっかり登場してくれた。


△町中華「揚子江」の配達夫と主人公女性

この映画では、町中華(店名「揚子江」)の配達夫が主人公男女の
古くからの顔見知りとして登場していた関係で、チャジャン麺の
配達や回収のシーンも登場したのだ。


△チャジャン麺の食器を回収する配達夫

傑作だったのは、主人公男女が高校生時代、青年の注文で教室にいる
女性にまでチャジャン麺を届けてあげたシーン。


△高校の教室にまでチャジャン麺を届けた配達夫

たかがチャジャン麵、されどチャジャン麵。


△教室の窓から主人公女性にチャジャン麺を差し出す配達夫

これまで、韓国映画を見ながら数多くのチャジャン麺シーンを観察
してきたブログ主ではあるが、さすがに、窓越しに教室にまで
届けられるチャジャン麺を目にしたのは、今回が初めてのはずである。


(終わり)

韓国映画と珈琲友だち

2022年12月01日 |  〇映画・映画音楽
커피메이트  「コーヒーメイト」 〇----
(1737)



2017年に公開された異色の恋愛映画。

あるコーヒーショップの常連客である30代の男女が、お互いの家庭や
生活を崩さない範囲内で、あくまでショップ内に限定した空間の中で、
と約束し、コーヒーメイト(飲み友達)として交際を始める。


△単なるコーヒー友達で終わるはずのなかった2人の関係

やがて、コーヒーメイトの精神的な交流の深まりが2人の人生を
大きく変えていくことになる。

ブログ主の趣向には全く合わない映画だった。


(終わり)