福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

初デートのラーメン

2023年09月08日 |  〇映画・映画音楽
■그 여름  「あの夏」 〇〇〇〇〇
(1908)



2023年に公開された韓流アニメ。切なくも甘酸っぱい、女性同士の恋と
別れを描いた自叙伝風の作品だ。

この映画を見てあらためて感じさせられたことだが、女性の同性愛者
同士の恋物語には、妙に感情が移入しやすい。女性しか好きになれない、
と言う点で自分と共通性があるからなのだろう。

高校卒業後、大学に進学した主人公と整備士を目指して就職した恋人。
徐々にずれていく2人の心を、丁寧に追っていく物語の展開にすっかり
引き込まれてしまった。胸を締め付けるような切ない余韻を残して終わる、
なかなかいい映画だった。

ところで、ブログ主は、元々このアニメを一つの期待を持って鑑賞した。

それは他でもない。できることなら、アニメに描かれたチャジャン麺
(韓国式ジャージャー麺)が見てみたい、というチャジャン麺ウォッチャー
としての下心だ。



その期待は見事に裏切られてしまったが、代わりに、非常に愛情深く
描かれたラーメン(即席)を鑑賞することができた。



2人が高校3年生の夏、初めてのデートで食べた食事だった。



卵の黄身を割るシーンが、特に印象的だった。

簡素な料理にも最高に幸せな気持ちになれた2人だけの時間が、丁寧に
描写されていた、と言える。

アニメ好きの韓国語学習者には、おススメの1作だ。


(終わり)

浮気する中華配達夫

2023年09月07日 |  ┣銀幕のチャジャン
先日、久しぶりに韓流サスペンスコメディ「容疑者S」(鑑賞番号236)を
再鑑賞した。

期待にたがわず、何度見ても、見ごたえのある楽しい映画だった。

ところで、残念ながら(?)、この映画には、ブログ主がこだわり続ける
チャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)は登場しなかった。

ただし、関連シーンは2度も登場したので、しっかりと記録しておきたい。


△出前から帰って来た中華料理店の配達夫

まず1つ目は、主人公の後輩刑事が中華料理店に聞き込み調査に
行った時のシーン。店主の夫人と浮気している店員(配達夫)が、出前
から帰って来た。この時、彼が出前した料理の中にチャジャン麺が
含まれていた可能性は非常に高い。


△情事を終え、ホテルの部屋から出てきた配達夫と夫人

それにしても、いくら映画とは言え、店主の奥さんと浮気している
配達夫までいるとは・・。配達夫も、全く隅に置けたものではない(?)。


△犯人を追跡中、配達のバイクに目をつける主人公

そして2つ目が、主人公の刑事が犯人を追跡する途中、偶然、目に付いた
出前のバイクを無断で盗み(借用し)、追跡に使うシーン。


△抗議する配達夫

配達夫からすれば、いい迷惑であるが、この時、彼が手にしていた
出前箱の中に、チャジャン麺が入っていた可能性は非常に高い。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

韓国映画の中にチャジャン麺の姿を追うブログ主の探求は、想像力を
掻き立てられるだけで終わってしまうこともたびたび、ある。


(終わり)

韓国映画で中東の学習

2023年09月06日 |  〇映画・映画音楽
비공식작전  「非公式作戦」 〇〇〇〇-
(1907)



2023年に公開された国際政治ドラマ。


△映画のロケ地は北アフリカのモロッコ

1980年代、内戦期のレバノンで起きた韓国人外交官誘拐事件の解決に
あたった1人の外交官の活躍を描いた作品。史実に映画的な脚色を加え
創作された、非常にスリリングでドラマチックな展開の娯楽映画。


△主役のハ・ジョンウチュ・ジフンがいい味を出していた

まさか、韓国映画を通じてレバノンの国情レバノン内戦について
学習することになろうとは、全く思ってもみなかったことである。



元来、社会派映画を好むブログ主としては、非常に見ごたえのある
映画だった。

(終わり)

韓国映画で大阜島観光

2023年09月05日 |  〇映画・映画音楽
■점프,점프,점프   「ジャンプ、ジャンプ、ジャンプ」 〇----
(1906)



2023年に制作されたインディーズ系のラブコメディ。友だち以上恋人
未満の男女が繰り広げる、おかしくて爽やかな物語。


△大阜島(コネスト地図より)

例によってブログ主の趣向には全く合わない作品だったが、劇中に
登場した魅力的な島「대부도/大阜島」(グーグル画像検索)について、
少しだけ学べたことは収穫だった。


(終わり)

焼肉と丼ぶりの融合

2023年09月03日 | 【日常の韓国】


場所は佐賀市内、佐賀大学近くの国道沿い。



この夏、佐賀に初進出したばかりの韓国料理系チェーン店で夕食を取った。



例によって末っ子(大学4年生)をアパートに送った際に、父娘2人で
食事した。



ブログ主が食べたのは、カルビ丼の大盛りと白菜キムチ。



焼肉と丼ぶりを融合させた、ありそうでなかった料理。



肝心のタレもブログ主好みの甘辛風味で、お肉と白米の味を上手に
引き立てていた。

満ち足りたお腹と心で店を後にした、幸せなブログ主だった。


(終わり)

韓国映画とカップ麺

2023年09月02日 |  ┣銀幕のチャジャン
더 문  「ザ・ムーン」  〇〇〇--
(1905)



2023年に公開されたSFドラマ。

近未来の韓国を舞台に、多くの犠牲を払いながらも、数々の困難を
乗り越え、人類2番目の月面着陸と地球への奇跡的生還を成し遂げた
男たちや女たちの物語。

正直、月面に太極旗を突き刺した愛国的シーンなどには苦笑させられて
しまったが、物語の展開にはそこそこ引き込まれてしまった。

なお、この映画では、さすがにブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式
ジャージャー麺)に出番はなかった。


△天文台で働くインターン女性が宇宙センターでカップ麺を食べている

しかし、チャジャン麺の永遠のライバルとも言えるラーメンは、しっかり
登場していた。


△彼女のYouTubeへの動画投稿がNASAを動かすことになった

主役の1人であるワケありの天文台台長(前宇宙センター長)を補佐
して大活躍したインターンの女性が、宇宙センターでカップ麺を食べる
シーンだった。

今さら書くようなことでもないが、韓国映画には、カップラーメンを
食べるシーンが実に頻繁に登場する。チャジャン麺ウォッチャーとして
悔しい気もするが、頻度で言えば、もしかするとチャジャン麺を凌駕
しているかもしれない。

チャジャン麺とカップラーメン。

これからも、お互いに切磋琢磨しながら(?)、韓国映画を盛り立てて
行ってほしいものである。


(終わり)