私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

憲法九条を世界遺産に

2006-10-25 22:24:14 | たまに読んだ本
備忘録として書いているブログではあるが、人の目に触れるということでそれなりの緊張感もあるし、これでは・・・と思ってボツにしたりすることもある。
今日のはそんな風にして2週間ほど前に書いたのだが、そのままにしていたもの。
なんとなく微妙な問題だし、どんな風に書いても上手く自分の考え方をまとめられそうにもなかったのだ。ただ今日はなにも書くことが思いつかないし、せっかく書いたものだからとアップすることにする。

バランスをきするためにも、今度は首相の書いた本も読んでみなければと思う。
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立ち寄った書店でベストセラーの棚にあったので、何の気なしに手に取った本。
読み終わったところで、この本のきっかけになった番組と思われる「太田光の私が総理大臣になったら・・・秘書田中。」のスペシャル版を見る。丁度この憲法9条が取り上げられていた。

非常に熱いトークが繰り広げられていたので、びっくりする。盛り上がる題材だとは思っていたが、正直あそこまでお互いの意見がかみ合わないとは思っていなかったのだ。多分どこまでもかみ合わないものは残るのだと思う。ただバラエティであってもでこんな風に取り上げられることはいいことだと思う。テレビで取り上げられているうちはたとえ人の手が入ったとしても、(編集意図が何かあるにしても)少しの確率でも言いたいことが言える余地が残っているということだ。
一番怖いのはどちらの意見に対しても「違うのでは?」という疑問を挟む余地がなくなることだと思う。

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太田光と同世代の私には、色々な意味で興味深い本だった。
本を読みながら自分が小学校六年生の時に受けた授業の事を思い出した。
社会の時間に特別な時間を作って授業を受けたはずだ。勿論子ども心に「喧嘩をしない」と宣言したら喧嘩を売られることはないのか?とも思ったが、「憲法九条は世界に一つしかない平和憲法です。」と熱く語る女性教師を目の前にしてそんな意見など言えるはずもなかった。(テストにも憲法九条は素晴らしいと書かないといい点がもらえないし・・・などと現実的なことも思ったと思う。)それに理想を持つということも立派なことなのだろうな~と思ったことも確かだった。
今は学校でこの憲法についてどんな授業をしているのだろうか。そんな事が気になった。

憲法九条を世界遺産に

集英社

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